第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っあの……貴方は一体……」
「っゆり……?俺だ!三船憲吾だ!
っゆり……やっぱりお前記憶を消されて……
っ俺が誰か分からないのか!?」
全く少女は憲吾のことを分かっていないようで憲吾は少し離れた。
その表情を見てみれば不思議そうに憲吾を見上げていた。
憲吾は少女の肩を抱きながら少女に訴えた。
だが少女は憲吾が何を言っているのか分からず憲吾から離れようとした。
「っ離してください……!人違いです!」
「っゆり!!」
(人違い?そんなはずない……目の前にいるのはゆりだ。
見間違うはずない……なのになんで……)
「ッぃや…!響さん助けてッ!!」
「っ!?」
(響……?響って、まさか東郷響か……?
なんでゆりがアイツに……まるで俺のほうが……)
憲吾が驚きを隠せないまま少女を見ていると
少女の声に反応したであろう周りの人たちがこちらに視線を向けてきた。
そして憲吾から離れようと必死にもがく少女、憲吾はまたゆりが
居なくなってしまわないよう再びゆりを抱きしめた。
「っゆり!!俺を思い出せよッ!!」
「知らないッ!私は貴方が知ってる人じゃないッ!!」
「違うッ!!!
お前はゆりだ……藤ヶ谷ゆり……
俺にとって、一番大切な……夢、一緒に叶えるって約束しただろ?」
「っ知らない……知らないよ!!
っ……ひびk「おい餓鬼……オレの女に何してんだ?」っ!」
「っ!?っ……お前は……!」
突如少女の後ろから聞こえてきた男の低い声……
憲吾は顔をあげその人物を見上げ目を見開き驚きを隠せなかった。
なぜなら目の前にいる男は北京で見た東郷響と同じだったからだ……。
「人違いをしているようだな……今すぐ離れてもらおうか?」
「っ東郷!!」
(なんでコイツがこんな人通りが多いとこに……
しかもゆりと一緒?なんで……)
響は少女の右肩を掴み憲吾に離れるよう促した。
憲吾は自分より高い響を見上げ睨んだ。
「聞こえなかったのか?
今すぐ "オレのゆり" から離れろ。」
「っ……テメェ……」
だが響は特に気に留めることなくサングラス越しからも氷のように
鋭く冷たい視線を向けた。
そのオーラは憲吾に嫌なほど伝わってきた……。