第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「何が何でも生徒の味方です。」
「っ……」
はっきりと告げる剛太に固唾を飲み込む圭吾、
それと同時に不思議な感覚を覚えた。
彼は、本当にただの教師なのかと……。
「……三船、お前はこのままひとりで突き進むつもりか?
今のお前の言葉を信じようとする人は限りなく少ない……いや、
居ないと言ってもいいくらいだ。
俺だって、まだ信じられない気持ちの方がでかい……。」
「っ……」
剛太の言葉に顔を俯かせる憲吾。
「だから、ちゃんと話してほしい……ひとりで、抱え込むな。」_トン…
「っ……」
剛太は圭吾が置いていない反対側の肩に手を置いた。
憲吾は俯かせた顔をあげ剛太を見上げた。
「三船……俺でも、お兄さんでもいい。
ちゃんとお前の言い分を理解させてくれ……」
「っ俺、は……」
(この人は、俺の話を信じるって言うのか……?
圭吾はきっと……何言っても信じてくれない、
ゆりは死んだと言うだけだ……
それに、警察はもう信じたくない……)
「っ憲吾!
もう一度、話をさせてくれないか……?
もう一度……俺たち警察を信じてほしい!」
「っ信じる……?お前らを……?」
「っ憲吾……」
「……俺さぁ……昨日言ったよな?」
「っ!」
憲吾は昨日の学校や自宅の時と同じような顔で圭吾のほうへ振り返った。
「警察も、公安も信じねぇ……
櫻井さんや仮面ティーチャーだって同じだってよ……」
「っ憲吾……」
「っ……」
剛太も憲吾の言葉にショックを隠せない様子で見た。
ふと剛太の様子も少しおかしいと思った憲吾は視線だけを剛太に向けた。
その様子は少なからずショックを受けているようで剛太が
仮面ティーチャーではないかと踏み視線を再び圭吾に戻した。
「お前に話すことなんて、何もねぇ……
まだこの先公に話した方がマシだ……」
「っ!?」
「っ……」
圭吾は目を見開き剛太は複雑そうに眉を顰めた。
憲吾は圭吾の手を振り払い剛太を見上げた。
「……俺の話、少し聞いてくれないか……」
(コイツなら、まだ話が通じそうだ……)
「っ憲吾……?
お前、何言って……」
「……わかった。
でもその前に一度ゆりに献花を添えてきたい。
ゆりであってもなくても、
亡くなったことに変わりはないんだからな……」
「っ……」