第20章 ☆??ルート☆ Bad END
_時刻は9時になり3人は再び月野メモリアルホールへ向かった。
吾郎とは現地で直接待ち合わせをすることになっており
憲吾たちより先についていた。
「あ、おはようございます。
……憲吾も、おはよう……」
「はよ……お前にしちゃ早いな……」
「まぁ……俺もあまり寝れなかったし……」
「「……。」」
憲吾と吾郎の間にも沈黙が流れた。
「お前らまで気まずくなってどうすんだよ、」_バシッ!
「「っ……!」」
勇吾はそんな2人を見かねたのか同時に二人の頭を叩いた。
「さっさと受付行くぞ……昨日より人多い感じだし……」
「っそうだね……」
「「……。/はい。」」
4人はホールに入り昨日同様に受付を済ませた。
この日の受付も涼介と明人だった。
昨日と同様に変わらず淡々と作業をこなしており
憲吾は太輔や親族がいる方へ目を向けた。
「……。」
(昨日より、また目が虚ろだ……)
遠目から太輔を見る憲吾、
太輔の側にはゆりと容姿が似ているキラの姿もあった。
キラはゆりが大事にしていたユウを抱いていた
「……。」
(ゆりと似てる……でもゆりじゃない……
あの棺の中にいるのは、本当にゆりなのか?俺以外、
あそこにいるゆりはゆりじゃないって思わないのかよ……)
そして憲吾たちは席につき葬儀が始まるのを待った。
間も無くして葬儀が始まり周りの人達は皆、
ゆりの死を悲しみ涙を流す者たちが多かった。
だが憲吾は涙を流さなかった。
ただ祭壇を真っ直ぐ見つめていた……。
葬儀と告別式が終わり次は
ゆりと最後の別れとなるお別れの儀、『お別れの会』に入った。
棺の中で眠っているゆりにそれぞれ献花や副葬品を入れ
ゆりに別れの言葉を言っていく。
お別れの会実行委員長を務めているのは瑛二、
まずは瑛二が棺の前に立ちスタッフからユリを受け取り棺の中に添えた。
「ゆり……お前は本当に素晴らしい子だ。
これまでよく……グループをまとめあげてくれたな、ありがとう……」
そして献花は太輔と親族に移った。