第20章 ☆??ルート☆ Bad END
シャワーを浴び終えた憲吾、
リビングに行くと勇吾がソファーに座って朝のニュース番組を観ており
圭吾はキッチンで朝食を作っていた。
「あ、おはよう憲吾……朝からランニングお疲れ様。」
「……はよ、」
「っ……朝食はもう少しで出来るから勇吾とテレビでも観てなよ。」
「……。」
出来るだけ平然を装う圭吾だが
やはり自分に向ける憲吾の態度は胸が苦しかった。
憲吾はソファーではなくカーペットに座りスマホを取り出した。
そして憲吾は写真フォルダを開きスクロールしながら見ていくと
いつだか流星群が流れていた時に撮った写真に目がいった。
「……。」
(結局……
流れ星に願い事したってその願いは叶えてくれなかったよな……)
憲吾が流れ星に託した願い、
_ゆりとずっと一緒に居られますように……。
「所詮……まじないレベルだもんな……」
「……?
憲吾、お前今何か言ったか?」
「別に……」
何かを言った憲吾に声をかけた勇吾だったが憲吾は軽く流した。
そしてゆりからもらったお守りのブレスレットに目を向けた。
これはお風呂に入る時以外は身につけてるようにしていた。
「……。」
(ゆり……俺はまだ、お前が死んだだなんて思えない……
どこかで生きてんだよな……?
東郷と居ようが居ないが関係ない……絶対、見つけてやるから……)
それは現実逃避なのか遺体をゆりと認めていないのかは
自分でもよくわからなかったがこの目でゆりの姿を見るまでは
実感ができそうになかった……そして3人には朝食を済ませ
出発の時間になるまでそれぞれ過ごした。その間に当然、
憲吾と圭吾が会話を交わすことはなかった。
圭吾が話しを振っても憲吾は軽く返事する程度だったからだ……。
「っ……」
「圭吾……今はほっとけよ、
俺にだってあんな感じだし……」
「っ……」
(憲吾……本当に憲吾は、もう俺を信じてくれないの……?)
「……時間が解決してくれる。
今はそう思うことにしとけよ……所詮、」
(俺らは "他人" ……ってか憲吾……)