第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「っ……」
(組織と繋がる重要な手掛かり……)
憲吾はこの連絡先があれば圭吾を始め翔たちが難航している組織の捜査に
大きな進展をもたらすと考えたが……
_ギュッ…
「……決定的な証拠じゃねぇし、
これをアイツらに渡しても空振りするだけだ……」
憲吾は紙をぎゅっと握りしめると
失くさないようにジャージの内ポケットにしまった……。
そして再びランニングを再開し町内を一周しながらもう起きたであろう
圭吾とまだ寝ている勇吾が待つマンションへ向かった。
「変に長居すると追及されるし、今日はこの辺にしておくか……」
_自宅前
_ガチャッ(起きてんのは圭吾だk「またランニングか?」
「なんでお前がこんなに朝早いんだよ……」
(まだ6時前だぞ……)
玄関を開けると目の前には勇吾が立っていた。
起きたばかりなのか髪は寝癖だらけだった……。
憲吾は勇吾の横を過ぎ汗を流すために浴室に向かった。
「……昨日よりだいぶマシな顔じゃねぇか、」
「……結構走り込んだからな、圭吾も起きてんのか?」
「あぁ、」
「そ……」
憲吾はそう言うと浴室に入り扉を閉めた。
「……憲吾のやつ、
明らかに圭吾を避けてやがるか……にしても、」
(昨日憲吾がシャワーを浴びに行った時、微かに気配を感じた気がした。
もしかして憲吾、昨日俺らの会話を聞いてたのか……?
もしそうなら……)
勇吾は憲吾の様子を見てもしかしたら昨日自分が言った
最悪の事態が起きてしまうのではないかと思ってしまった……。
勇吾がリビングに戻ると着替えを終えた圭吾が自室から出てきた。
ちなみにスーツは着ておらずラフな服装だった。
「憲吾、帰ってきたのか?」
「あぁ……今シャワー浴びてる、」
「俺……避けられてるよね?」
「まぁ、正直なところ……」
圭吾は少し悲しげな表情をしながら憲吾がいる浴室の方へ顔を向けた。
弟たちがギクシャクしてしまってる様子を見ている勇吾は胸を痛めた。
「でも、仕方ないよね……憲吾が警察を信じられなくなるのも……
俺だって……絶対なんて言って憲吾の期待を裏切っちゃったし……」
「おめぇは十分やってんだろ……あまり気を落とすんじゃねぇよ。」
「ありがとね勇吾……勇吾が、お兄ちゃんでよかったよ……」
「……。」