第20章 ☆??ルート☆ Bad END
「組織に復讐、したいんだろ?」
「っ……!?」
ジュリの思いがけない言葉に驚きを隠せない憲吾、
憲吾はジュリの方へ顔を横に向けた。
「まぁオレも?
ゆりちゃんとは少なからず接点あるわけよ……
いわゆる北京の時からの知り合いってやつ?
オレもゆりちゃんのこと可愛がっていたしさぁ……
ボスもまさか、殺すなんて思わなかったわけ……」
「っ……お前、二重スパイって言ったな……
一つは組織……もう一つはなんだ……」
「まだ信用できない相手にいうわけないでしょ笑」
「っなら……お前はどっち側についてんだ。
少なくとも、組織よりは別側か……?」
「うーんどうだろ……まあゆりちゃん死ぬまでは
組織寄りだったかもねぇ……
なんだってゆりちゃんと暮らせてたわけだし、」
「っお前も……ゆりの近くにいたのか……」
「一応オレのこともそれなりに信用してくれてたからね。
ボスもゆりちゃんを必要以上にゆりちゃんの存在は
知らせないつもりだったし北京から顔見知りだったオレは
下っ端から側近に出世〜……っみたいな?笑」
「っ……」
憲吾がどんな質問をしようがジュリのあやふやな物言い、
言動にはまだ疑いはあるが組織と接触するには
巡ってこない機会だと思いジュリからできるだけ話を聞くことにした。
「まぁ……これだけは信じて?
_オレは完全なる組織側の人間じゃない。
かと言って君の味方になるかどうかはまだわからない……
って言ったところかな?
……あと、」_スッ‥
「っ!」
ジュリはズボンのポケットに手を入れ何かを掴むと
グーの手のまま取り出し憲吾の右手に拳を当てた。
「……これ、オレの連絡先。
気が向いたら、オレに連絡ちょーだい?」
「っ……」
憲吾はしばらく硬直したが右手の力を緩めジュリから
自身の連絡先だという紙切れを受け取り再び握りしめた。
そしてジュリは憲吾から離れ片手で抱っこしていた空を砂地に降ろした。
「……いつでもいいから、
んじゃまたね?三船憲吾くん……」
「っ……」
ジュリはそう言うと憲吾に背を向け空の散歩に戻った。
憲吾はしばらく立ったままだったがジュリの連絡先が書かれた紙を見た。