第20章 ☆??ルート☆ Bad END
憲吾はとりあえずまずは
よくトレーニングする時に行っている公園まで走ることにした。
数十分走れば見慣れた公園が見えてきたが
公園には早朝にも関わらず若い青年が小型犬を散歩させていた。
憲吾の見る限りでは近所では見かけたことのない顔だったが
どこかであったような感覚に陥った……。
「っ……」
(こんな朝早くに……年寄りならまだしも、
あんなに若い奴が犬の散歩……それに……アイツどこかで……)
青年はかなり華奢だったが身長は170cm以上はあった。
髪型は短髪で茶髪のセンター分けにしており
アクセサリーもピアスや指輪、ネックレスにブレスレットなども
身につけており憲吾の第一印象は "ヤンチャ" な雰囲気、
宙とはまた違う感じのチャラさを感じた。
「っ……」
憲吾は少し休憩がてら青年が気になり公園に入った。
そして気づかれない程度に横目で通り過ぎ水道がある方向へ向かった。
憲吾が水道で水分補給をしてると背後からその青年と思われる男に
声をかけられた……。
「おはようございます。朝早くからランニングですか?」
_バッ!「っ!……っ!?」
勢いよく後ろを振り返る憲吾、
目の前にはチワワと思われる犬を抱っこしている青年がいた。
そして憲吾は青年の顔を見て目を大きく見開いた……。
「っ……お前、は……」
「……あれ?オレのこと、覚えてんの?」
「っ!」
(っやっぱり……コイツはあの時の……)
『ボスが戻ってくる前にここまで辿り着くなんて想定外だよ。
つーか、あっさり見破っちゃったんだね偽物のゆりちゃん……』
『この子達に勝てるならオレ、ゆりちゃん返してもいいよ?』
『そんでオレはここで捕まるわけには行かないんでバイバ〜イ!』
憲吾は青年の顔を見て確かに思い出した。
目の前に立つ華奢な男は北京で攫われたゆりの救出に向かう手前で
Dolceのアンドロイドと共に阻んできた男だった……。
「っ……」
(組織の奴が、なんでこんなとこに……もしかして、
俺がここに来るのがわかってて……)
「『なんで組織の下っ端がこんなとこにいんだ』って顔してんね笑」
「っ!っざけんな!!
っお前らよくもゆりを!!!」
憲吾は男に掴みかかろうとしたがその手をあっさりと掴まれてしまった。
「っ!?」