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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


紫鶴警察署にゆりの捜索をするよう指示があり
近辺の各交番にも連絡がいった。
それは徹平や団司もいる交番にも要請が入った。


「っゆりちゃんが行方不明って!!」

「っ……何でこんなことに……」


徹平と団司もゆりが居なくなったと知り驚きを隠せずにいた。


「志村と立花、ここは私が見ている。
お前達2人が見回りに行きなさい。」

「っ部長……ありがとうございます!!行くぞ立花!!」

「っおい志村!!闇雲に行くつもりかよ!!」


徹平は勢いよく交番を出ていき団司もその後を急いで追った。
そして2人はパトカーに乗り込み街を見回ることになった。
ちなみに運転は徹平。


「ナンバーは分からないが、黒いコルベットのようだな……
外車なんてここらじゃそうそう見かけねぇからそれなりに目立つぞ……」

「っゆりちゃんは、誘拐されたってことか……?」

「さぁな……でも捜索願を出したってことはほぼそうだろ。
だが数ヶ月前の拉致事件とは規模が違う……
上からは車を探し出せとしか言われていないが……」

「何か、引っかかる事でもあんのか?」

「ほら……ゆりちゃん達がやばい組織に目をつけられたって話、
あれにまだ延長戦があるって事なんじゃねぇかってな……」

「っあの事件……まだ解決してねぇってことか?」

「かもしれねぇ……組織が関わるなら国全体にも関わること……
俺ら下っ端には言えねぇことが裏で起きてるのかもしれない……」


団司は周りに目を配らせながら
車だけでなく怪しい人物がいないか見ながら話す。


「っお前の推測が合ってるなら、
ゆりちゃんはとんでもねぇ事件に巻き込まれたってことか?」

「なくはねぇ話だな……ま、櫻井さんをはじめとした
上の考えは俺らには分からねぇ、今は俺たちにできる事をしよう……」

「っ……おう……」
(っゆりちゃん……
一体ゆりちゃんの周りで何が起きてんだよ……
もし君に何かがあったら、お父さんがまた独りになっちゃう……
そんなこと、絶対にさせねぇから……)


徹平はゆりを絶対に見つけ出すと誓い
ハンドルを握りながら周りを警戒し見回りを続けた。
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