• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第20章 ☆??ルート☆ Bad END


「はい……はい、分かりました。
失礼致します。」

「っ……」


女性は内線を切ると再び憲吾に目を向けた。


「申し訳ございません、
山田は現在ゆりさんと撮影現場に行っているようでして
お繋ぎすることはできません。」

(やっぱり、忙しくて事務所にはいないか……)
「っ……では、
美澤社長かその秘書の方にお会いすることはできませんか。
どうしても……伝えないといけないことがあるんです。」

「……少々お待ちくd「っ三船くん……?」っ美澤社長……!」

「っ!」


女性が渋々、受話器を取ろうとした時
横の方から聞き覚えのある瑛二の声が聞こえてきた。
憲吾は思わず瑛二のいる方へ体を向けた。


「っ三船くん……こんなところに来てどうしたんだい……」

「っ突然事務所に来てすみません……ゆりのことで……」

「っ……わかった。佐藤、彼は私の知人だ。
後のことは私に任せてくれ。」

「っ承知しました……」


佐藤は瑛二にお辞儀をすると再び受付業務に戻った。そして瑛二は
憲吾を応接間に案内すべくエレベーターに向かった。
エレベーターに乗ると瑛二は口を開いた。


「三船くん……今日来たのはゆりの別れ話の件か?」

「っ!?……っはい、昨日突然電話が来て……
美澤社長は、知っていたんですか……?」

「昨日、涼介から聞いたんだ……
ゆりが君と別れると言い出したとね……」

「っ……」
(ゆり……なんで……)

「……ゆりとは、あの試合以来連絡を取っていなかったのか?」

「っはい……少し、気まずくなったことがあってそれ以来……
連絡しようとは思ったんですけど、うまく話せそうになくて……」

「そうk_ピンポーン…話の続きは応接間で、」


エレベーターが応接間のある階に着き2人は応接間に向かった。
応接間に入ると瑛二は憲吾を椅子に座らせ自身も憲吾の目の前に座った。


「では、話の続きをしよう……ゆりと気まずい事になったと
言っていたが、何か心当たりがあるのか?」

「心当たりと言うか……
代替試合の日からどことなくおかしいような気がして……」

「涼介からも、ゆりの様子がおかしいと言う話は聞いた……
具体的にはどんな感じなんだ?」
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp