第19章 ☆Story36☆ 分岐点
宙の楽屋に入ったゆり、手を引かれるままソファーに座らせられた。
そして宙もゆりの隣に座った。
「っ……これから何、するつもりなんですか……」
「オレは兄貴みたいにハードプレイはしないかなー……
普通にイチャラブSEXしたいし!」
「っ恋人同士じゃないのに、
そんなのできる訳ないじゃないですか……」
「今の彼氏が三船くんだから?」
「っ……はい、」
「そう言えるのもいつまでかなぁ……」
「っ何が言いたいんですか……」
「だってゆりちゃんは、
三船くんでも兄貴でもなくてオレの彼女になるんだもん。」
「っ何勝手なこと……!
私h_クチュッ‥んんっ///っちょなn_チュッ‥んぅ…///」
宙はゆりの言葉を遮るように唇を塞ぎソファーに押し倒すと
そのまま舌を絡ませていった。ゆりは宙を押し戻そうと
両手で胸板を押したがびくともせず何度も唇を重ねてきた。
「んっ…ぃや…///_クチュッ‥ん…///」
「ふふ…ゆりちゃんって本当に可愛いね。
普通にしてても可愛いのに今のゆりちゃんはもっと可愛いよ?」
「っ貴方に言われても嬉しくなんt‥チュッ…んッ‥_クチュ‥んん…!///」
「ほんと可愛い……好きだよゆりちゃん……」_チュッ‥クチュ‥
宙はゆりの頬に手のひらを添えながら何度もキスを繰り返し
自分の恋人のように扱いそれは以前北京のホテルで
憲吾と交わしたキスと似ているとさえ思ってしまった。
そんなゆりは思わず憲吾の名前を宙の前で言ってしまった。
「っん…憲、吾……///」
(憲吾……目の前が憲吾だったらどれほど良かったか……)
「っねぇゆりちゃん、いきなり三船くんの名前言わないでよ……」
「っ!?///」
(私、そんなつもり……どうしよ、あの人みたいにこの人も……)
「っ今はオレが彼氏なんだよ?なのにまるで三船くんと
キスしてるみたいに言ってさ……妬いちゃうじゃん……」
「っ彼氏って……私の彼氏は憲吾だけですけど……」
「普段はそーでも今はオレの彼女!
せっかくカレカノみたいになってたのに少し萎えちゃったじゃん……」
「っ……」