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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第19章 ☆Story36☆ 分岐点


「まあ兄貴はオレが抱いたところで自分には勝てないとか言ってたけど、
それは身体重ねてみないと分かんないじゃん?
もしかしたらオレのほうが相性いいかもしれないし……」

「っふざけないでください!!
私があの人と身体を重ねるのはみんなを守る為、ですから……
あの人が命令してこない限りは誰とも重ねるつもりはないですから。」
(あの人だけじゃなくこの人にまで犯されるなんて嫌よ……)

「……収録後からスマホ見てないの?
多分収録中に兄貴からメールきてたと思うけどなぁ……」

「っ!?」


ゆりは急いでポケットからスマホを取り出してみた。
すると東郷からの匿名Cメールが届いていた。


「っ……」

「ほら♪
なんて書いてあるのー?」


【今日は弟と接触があるはずだ。
今回は特別に許可してやった。
弟の言うことを聞け。場所はお前らに任せる。】


「っ何でこんなメール……」

「オレが結構ねだったからねぇ……まぁ結局オレも兄貴も
ゆりちゃんの中から三船くんが消えてくれればいいわけだし?
とりあえず利害は一致してるからねぇ……」

「っそんな……」

「ねぇねぇ、ゆりちゃんと三船くんはまだ一度もしてないの?」

「っ……当たり前、じゃないですか……
元々私たちは学生なんですから……」

「ふぅん……オレと三船くん、どっちが気持ちいいか
聞きたかったのになぁ……でも三船くんより先に
ゆりちゃん抱けるわけだし結果オーライって思うしかないかー」

「っ……私、そろそろ楽屋に戻らないといけないんですけど……
涼介さんもそろそろ戻ってくるし……」

「オレの楽屋来ればいいじゃん、
言い訳だってオレの楽屋に遊びに行ってたって言えばいいでしょ?」

「っそんな……」
(でも、ここで言いなりにならなかったら……)

_グイッ!「ほら行こ!」

「っちょ!」


宙はゆりの手を取り自身の楽屋の方向へ歩き出した。
どうやら楽屋は同じ階にあるようで一つの部屋の前で止まった。


「ここ、ミュージシャンの人とかが使う楽屋で
防音されてるみたいなんだよね。だから演奏もぜーんぜん聞こえない!
ここなら安心でしょ?こないだの兄貴みたいに口封じなくていいし。」

「っ……」


そしてゆりは宙に手を引かれるまま楽屋に入っていった。
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