第19章 ☆Story36☆ 分岐点
「っ……」
「……ねぇ、今度はゆりちゃんからキスして?
ちゃんと恋人っぽいやつね。」
「っ恋人っぽいって……///」
「三船くんの名前じゃなくてちゃんとオレの名前呼んでね?」
「っ……わかり、ましたよ……///」
(結局この人達には逆らえない……もう言う通りにするしかないの……)
ゆりは両手を宙の顔に伸ばし両頬を包んだ。
「っ……宙さん、」
「なぁにゆりちゃん……」
「っ…好き、です……」_チュッ‥
(ドラマのラブシーンと同じでやれば、いいんだよね……)
「好き」と囁くとゆりはそのまま宙の顔を寄せキスを落とした。
こんなことは憲吾にしかしたくなかったが指示通りにする為に
宙の恋人のように演じることにした。そして唇を離すと宙を見つめた。
「っ……///」
「オレもゆりちゃんのこと、凄く好きだよ……大好き、」_チュッ
「んっ‥///」
宙はゆりに誘われるように再び顔を寄せ
ゆりと同じように両頬を包みこむとそのまま唇を重ねた。
そしてまるで恋人のようにお互いの唇や舌を絡ませていった……。
「んぁっ…ん…///」
(この人のキスって……想像してたのと全然違う……
凄く優しい……まるで、憲吾みたい……)
「んっ……ゆりちゃん、
超可愛いしエロい……もっと可愛いところ見せて……」
_チュっ…クチュっ……モミッ…
「あッ…///宙、さん……///」
宙はキスをしたまま服の上から胸を揉んだ。
その揉み方はまるで繊細なガラスを扱うようとても優しかった……。
「兄貴には、結構乱暴にされること多かったんでしょ?
オレだったらちゃんと優しくできるから……_クチュッ‥
オレに全部、身を任せて……」
「ぁんッ…///宙s‥あ…!///」
(どうしよう……これ、凄く気持ちいい……まだ服の上からなのに……)
「ゆりちゃん、胸触られるのが好きなんでしょ?
そろそろ、直接触ってもいい?ゆりちゃんのおっぱい見たい……」
「っ…///…ん……///」
ゆりは小さく頷いた。
それを確認すると宙はブラウスのボタンを丁寧に外していった。
ボタンを全て外すとゆりの晒された素肌を見た。
「っ……///」