第19章 ☆Story36☆ 分岐点
収録が終わりそれぞれ楽屋に戻ろうと廊下を歩いていると
背後から誰かが走ってくるような気配が近づいてきた。
_ダダダ!
「ん?なんかこっちに向かって
走ってくr「ゆりちゃーんっ♪」_ぎゅうっ!‥っ!?」
「「っ!?」」
((いきなりゆりちゃんに抱きついた!?誰!?))
「ああ!テメェはあん時の!!怒」
背後からゆりにギューっと抱きついてきたのは宙で
宙を知らないタイスケ以外のキスマイは驚いた様子で宙を見た。
「っ宙さん!何なんですか急に!!」
「だって歩いてたらゆりちゃん見つけたんだもん♪」
「っだからって抱きつかないでくださいよ!」
「っゆりちゃんから早く離れろよ!!」
タイスケはゆりから宙を引き離そうと2人の元に寄ってきた。
「やーだねっ♪」
「ってめふざk_コソッ「三船の足元にも及ばないくせに……」
っ何だとてめぇ!?」_グイッ!
宙は寄ってきたタイスケの耳元に顔を近づけると小さく囁いた。
挑発するように呟く宙に思わずタイスケは掴みかかった。
その反動で宙はゆりから離れた。
「っ藤ヶ谷さん!乱暴はさすがにダメですってば!」
「っお前……今何つった……俺が三船の足元にも及ばないって……」
「そのまんまの意味っすけど?
だってゆりちゃん、全然アンタのことは眼中にないじゃん。
まぁ……オレは違うと思いますけどね……」
「っ……!
ってめぇだってどう見ても眼中ねぇだろうが!!」
(何なんだよコイツ……三船より後から入ってきた癖に何で
自分はみたいな言い方……)
「っおい藤ヶ谷!誰だがしらねぇがそいつもまだ学生だろ?
学生相手にムキになるんじゃねぇよ。」
「っだってコイツは!!」
ヒロミツは感情を荒げるタイスケを宥めた。
「あ!俺は東郷宙、モデルやってる高校3年生の18歳でーす♪
ついでに言うとゆりちゃんの彼氏候補でーす♪」
「っはい!?」
(東郷さんといい何なのこの兄弟!?)
「「はあぁぁ!?」」
宙の言葉に声を荒げるゆりとキスマイメンバー、
ちなみに涼介は席を外している。