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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第4章 ☆Story22☆ 空の街、神々の世界


百合が戻って2時間ほどが経った午前6時ごろ、
太輔は眠りから覚め目をうっすらと開けた。


「っ……今日も仕事か、起きて朝め…っ!?」


太輔がベッドから起き上がろうとした時、
ウトウトとしていた眠気は一瞬にして吹き飛んだ。

太輔の目の前には机の上に置いておいたはずのぬいぐるみ……


「っ……なんでぬいぐるみがここに……っまさか!」


太輔は勢いよく起き上がりぬいぐるみを抱き上げた。


「っ百合……お前、戻ってきたのか……?」


レンに話しかけるがレンは特に反応を示さなかった。見たところ、
目を閉じて眠っている様子はなくただのぬいぐるみのように見えた。


「っ……んなわけ、ねぇか……
無意識のうちに、持ってきていたのか……?」


太輔はぬいぐるみを再び机の上に戻そうとした時……



























『ただいま太輔!』

「っ……!」

『……(微笑)』

「っ……百合……」

『急にいなくなって、ごめんね?』

「っ百合……!」


太輔は百合を抱きしめた。


『……。』

「あれきり、もう会えないのかと思った……ちゃんと、
お別れする前にいなくなるなんて……」

『ごめん、太輔……でも、ちゃんと神様には許可もらったから……
ちゃんとお別れできるまで一緒にいれるよ?』

「百合……」

『ふふっ……ねぇ、』

「なんだ?」

『……また、ゆりのコンサート生で見たいな……』

「……なにを言うかと思ったら、そんなことかよ……わかってる。
ゆりには、直接会ったり話すことなんてできねぇからな……」

『ありがと(微笑)』

「……(微笑)
そういや、昨日ゆりと電話したんだけど……
美澤社長たちが韓国中国でのコンサートに
俺たち親を招待したいって話があるみたいだな。」

『そうなの!?』

「まぁ、それが本当になるかどうかはわかんねぇけど……
その時に連れて行ってやるよ。
こっちに戻ったら、今度は冬のツアーも始まるみたいだな。」

『冬のツアーか……冬のツアーって12月とか?』

「どうだろうな……まぁ、早くても11月下旬じゃねか?」
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