第18章 ☆Story35☆ 揺れ動くココロ
「ゆりちゃんも今日ディズニーでロケしてたの?」
「っはい、キスブサのロケで……って、何で宙さんが撮影を?
これって、ストボイの撮影ですよね……?」
「オレ、
元々このストボイで読モやってて今度から専属モデルに昇格したの!」
「っ何でモデルなんて……元々ボクシn「っちょちょちょ!
何2人だけで会話進めてんの!?」藤ヶ谷さん相変わらずうるさいです。」
タイスケはゆりと宙に割って入るように2人の会話を止めた。
「っゆりちゃんコイツ誰!?」
(見た感じ高校生か……?てか身長高っ!180以上ある!?)
「っこの人は「東郷宙、山雀高校の3年生です!ちなみに部活は
ボクシングやってまーす♪」…だそうです。」
「っ高校3年で、ボクシング……」
(っ三船と同じ……)
宙はゆりが説明する前に自分から自己紹介をした。
「っ宙さん……読者モデルやってたんですね……
てっきりボクシング一筋なのかと……」
(そんな人が憲吾より強いだなんて……)
ゆりは少し悔しいと思いながら拳を握りしめた。
「っゆりちゃん……何で知り合いなの?」
(三船の友達?いやこんなチャラ男三船も連まねぇか……)
「っけ‥土曜日に三船さんと内山さんの試合があったんです。
それで三船さんの対戦相手が宙さんだったんです……」
「っそうなんd「ちなみにオレが勝ちました♪」
っお前には聞いてねぇよ!」
「っ宙さん、
もしかして今日は専属モデルになって初めての撮影なんですか?」
「そ!」
「っなら、そろそろ戻った方がいいですよ?
撮影だってまだ途中じゃないですか……
スタッフさんにいきなり迷惑かけるのは駄目ですよ?」
「うぅ……ゆりちゃんに言われると弱い!
っわかった!速攻で撮影終わらせるから待ってて!」
「っ待つって私も仕事の途中なんですけど……」
(一応ロケは終わったけど……)
芸能界に入ってからプロ意識を持っていたゆりにとって
宙の行動はあまりいいものではないと思い眉間に眉を寄せた。
「っなんかすげぇ図々しい奴……」
『ゆりにほっぺチューねだったくらいだからね。』
「っほっぺチュー!?」