第18章 ☆Story35☆ 揺れ動くココロ
こうして3人とロケを進めていくゆりだが
いよいよラストはタイスケとのロケ。
タイスケはアトラクションではなくダッフィーとのグリーティングだった。
ちなみにダッフィーを始めとしたフレンズのぬいぐるみを自腹で購入した
ゆりはシェリーメイを抱っこしている。←『何ぃぃ!?』by.ユウ
そして残りのフレンズはキスマイメンバーにも貸したりしており
タイスケはダッフィーをゆりから借りた。
_コソッ「ユウよりこいつらの方が可愛くね?笑」←
_コソッ「それ言っちゃだめですよ、事実でも。」←
ゆりとタイスケはダッフィーと戯れながらロケ終了。
「っなぁなぁ!俺何位くらい!?」←
「それはこれから考えますしここでランク付けるの駄目でしょ……」
(でも楽しかったのは事実なんだよなぁ……
悔しいけどまさにディズニーマジック!)←
こうしてロケを終えたゆり達だったがゆりは以外な人物と
会うことになった。ゆりとタイスケがグリーティング施設から
出てくると何やら別の撮影班が撮影していた。
「何だろ……雑誌の撮影かな?」
「ほんとだ……あ、あれってAnnieの撮影班じゃないですか?
前にストボイに掲載される時に
写真撮ってくれたカメラマンもいるので……」
ストボイとは『Street Boy』という男性向けのファッション雑誌で
伯父の裕太も専属モデルとして載っていた今でも人気の雑誌。
2人がちょっと撮影班を見てると撮られているであろう男性モデルが
こちらに気づき何やら手を振ってきた。
「あれ!?もしかしてゆりちゃん!?」
「ぇ……って東郷宙さん!?」
「東郷宙……?誰……ムスッ」
(なんか初めて聞く名前だけど随分馴れ馴れしいな……)
タイスケは早速ムスッとさせた。
そして近くにいたキラと涼介も宙を見た。
「っ何で宙くんが雑誌の撮影してんの!?」
『は?←
何でボクシング高校生が雑誌の撮影なんてしてんのよ……』
キラはタイスケ同様にムスッとさせた。宙はゆりに気づくなり
撮影を中断させゆり達の元にやって来た。
「っすみませんちょっと休憩で!」
「っこら宙くん!」
宙はスタッフの静止も振り払いゆりのもとに駆け寄ってきた。