第18章 ☆Story35☆ 揺れ動くココロ
そしてキスブサのロケ日当日、ゆりはキラと一緒に涼介の運転のもと
朝イチでディズニーランドにやってきた。
ちなみに最初はランド、その後はシーでロケをすることになっており
ランドでロケをするメンバーは4人、シーは3人となっている。
「えっと……ランドでロケをするメンバーは玉森くん・宮田くん・
千賀くん・横尾くんでシーが藤ヶ谷くん・北山くん・二階堂くんだね!」
「まさかディズニーでロケできるなんて夢のようですよ♪」
(今日一番の楽しみはキスマイより圧倒的にディズニーだわ。)←
『ゆり、仕事だってこと忘れないでね。』
「っわかってるよ!」
「笑笑
……お、早速4人が来たよ!」
「「おはようございまーす!」」
「おはようございます皆さん、今日はよろしくお願いします。」
ゆりはお辞儀をしユウタ達に挨拶をした。
「ゆりちゃんも朝早くからお疲れ様〜
今日はよろしくね。」
ふにゃっと柔らかい表情を見せるユウタ、トシヤやケントも
ディズニーロケを楽しみにしていたようで朝からテンションは高かった。
「ゆりちゃん!今日は俺が一番楽しませてあげるからね♪」
「今日は一緒に楽しもっ♪」
「はい笑」
(2人共テンション高いなぁ……)
「2人共、テンション上げ過ぎないように注意してね!」
「横尾さんはいつも通りおかん……」←
こうして4人分の撮影を終了させ次はシーに移動。
タイスケ達はすでにやって来ていた。
「ゆりちゃんお疲れ様!
ランドの方はどうだった?」
「はい、皆さんと一緒に楽しめましたよ。」
「っちなみに誰が一番良かったの!?」
「それはランキング発表の時に言いますってば……あ、
他のお2人も今日はよろしくお願いします。」
ゆりはタイスケを軽く受け流し
ヒロミツとタカシに体を向け挨拶をした。
「こっちこそよろしくな。」
「俺もバッチリ自信あるから楽しみにしてて!」
「っゆりちゃんを一番楽しませるのは俺だから!!」
『うるさ……』←
「っんだと!?」
『ふんっ!』
キラはタイスケを見ながらボソッと呟いたが
それはタイスケの耳にも届いたようだった。
「また始まったよ……苦笑」
「「仮にも14歳の中学生にムキになってやがる……」」←