第18章 ☆Story35☆ 揺れ動くココロ
そしてあっという間に50分の時間は過ぎていき学校のチャイムが鳴った。
_キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…
「お…丁度いい時間で終わったな……これで僕の授業は終わります。
この後掃除ある生徒はちゃんと残って掃除するように。
それじゃここからは荒木先生に変わります。」
_パチパチパチ
「藤ヶ谷先生ありがとうございます!
ほら!みんなも拍手して!」
_ぱちぱちぱちぱち!
「っはは……ありがとう、ございます……(苦笑)」
(はずっ……)←
「パパめっちゃ恥ずかしそ……汗」
また拍手をされ反応に困った太輔、
剛太が前にやってくると太輔は少し横に移動した。
「んじゃ!
楽しい特別授業も終わったっという事でHR始めるぞー!」
HRも終わりそれぞれ帰りの身支度をする生徒達、
掃除をするため机も後ろに運びゆりも自身の机を後ろに運んだ。
その間に太輔は剛太と話をしていた。
「今日は本当にありがとうございました!
ゆりには、今日のこと言ってなかったんですね笑
反応からしてすごい驚いている感じだったので笑」
「まぁ……わざわざいうのもあれだし。
家庭訪問の時に荒木先生のことあまり伝えられてなかったんで……
その時のちょっとした仕返しですよ。」←
「っちょパパ!?仕返しって何それ!!!」
机を運び終わり太輔のところに行こうとしていたゆりは
偶然2人の会話を聞き声を上げた。
「笑笑
仲良いですね笑……あ、ゆり!
せっかくだからお父さんと途中まで一緒に帰ったらどうだ?
まぁこの後職員室に行かないとだけど……」
「パパが大丈夫なら……
学校に関してはお送り迎えも特にないので……」
「俺も、構わないけど……車だし寮の近くまで送るか?」
「ありがとうパパ、それじゃお願いしようかな……」
ゆりは少し照れ臭そうにしながら太輔を見た。
そして太輔と一緒に学校を出ることにしたゆりは靴を持って
職員玄関のところで太輔を待つことにした。