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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第18章 ☆Story35☆ 揺れ動くココロ


衝撃の発言にまだ放心状態のゆりは自分の席に座り
5時限目の数学の授業を受けた。そして10分間の休み時間が終わり
いよいよ太輔が教室に入ってくる時間となった。


「っ……身内の授業ってなんか、
緊張するっていうか変な感じ……汗」
(てか荒木先生なんでパパのこと言ってくれなかったの!?←
知ってるなら教えてくれてもいいのに……って、でも……
言うに言えない状況だったかな……)

「何緊張してるのよ。
普通に授業受ければいいだけじゃない。」

「っ普通に緊張するでしょ_ガラッ「よぉみんなー!
ちゃんと席ついてるかー?」っ先生……?」


教室の扉が開かれそこに居たのは太輔ではなく剛太、
剛太は教室に少し入ると太輔の名前を呼んだ。


「今日HRで言ったとおり、6時間目は特別講師として
ゆりのお父さんが授業してくれるからなー!
それじゃ特別講師の藤ヶ谷太輔先生、どうぞ!」

「っ皆さんこんにちは。七華高校からきた藤ヶ谷太輔です。
今日は特別講師として化学の授業を教えることになりました。
短い時間ではありますがよろしくお願いします。」


_ぱちぱちぱち!


きっちり真面目に自己紹介をする太輔、
剛太をはじめクラスの生徒達は拍手で太輔を迎え入れた。
ゆりも一応拍手をするが呆然としたまま教壇に立つ父親を見た。


「ほんとに来てるよ……」←


そして剛太は教室を出て行かずなぜか後ろに移動した。
獅依留はすぐツッコミを入れた。


「ちょ先生!何で授業参観の親みたいに後ろ立ってんっすか?笑」

「だって6時間目は俺の授業ないし
やっぱり大先輩の先生の授業はしっかり目に焼き付けておきたいしね!」

「ははは……(苦笑)」


思わず苦笑いをする太輔、そんな中太輔の授業も始まり
ゆりはいつも以上に真面目に授業を受けた。


「……。」
(パパの授業って、結構分かりやすいんだなぁ……)


そんなことを思いながらゆりはノートを取っていった。
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