第4章 ☆Story22☆ 空の街、神々の世界
『うん、おやすみパパ(微笑)』
こうして2人は電話を切った。
「変わった、か……
これも、お前のおかげだな……百合(微笑)」
太輔はスマホをテーブルに置き夕食を済ませるのだった。
ゆりside
明日の服装を選んでる時に、
パパからLINE電話がきて久しぶりにお話しした。
「……なんか、今日のパパいつもと違ったなぁ……」
違うというか、変わったというか……ちょっと不思議な感じがした。
『ふふっ、でもちゃーんとゆりちゃんを
愛してるってことが伝わってきたよ?』
「うん、私だってそう感じたよ。
パパ……前に比べてママの話もするようになったし……
パパの周りで、なんか起きたのかな……」
『っ……かも、ね!(苦笑)』
「いろいろ落ち着いたら、またパパと一緒に過ごしたいなぁ……」
パパと憲吾には、それぞれ違った温かさがあって……
たまにこうしてパパのぬくもりに触れたいって思う……
『……ゆりちゃんは、パパと憲吾くん、どっちが好きなの?笑』
「えぇ……決められるわけないでしょ笑それ、
パパに「私とママどっちが好き?」って聞くのと同じことだよ?笑」
『笑笑』
「ユウったら〜笑」
そんな2択、選べって言われても、選べないよ……。
もし選ぶんだったら、2人とも選ぶんだろうなぁ……
まぁ、藤ヶ谷さんとパパ、藤ヶ谷さんと憲吾だったら……
即藤ヶ谷さんは消去だけど。←
「さぁてっと!
服装は大丈夫そうだし、ご飯にしよっか?」
『うん!』