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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第18章 ☆Story35☆ 揺れ動くココロ


ゆりside

「っゆり……」

「っ初めて、仮面ティーチャーに助けられた時……
私が上から落とされて助けられて時にとても懐かしい感じがしたんです……
前にも、あんな事があったような気がして……」

「っ……」


あの時班田さんに上から落とされた時、
仮面ティーチャーは身を挺して私を守ってくれた……。
その時に抱きしめられていた時、どこか懐かしさを感じたのは……


「先生……二者面談の時抱きしめてくれたじゃないですか……
あの時に感じた違和感は、それだったんですね……」

「っ……」


私が先生と二者面談をした時に私は思わず先生のことを『パパ』って
言ってしまった後先生はパパみたいに優しく抱きしめてくれた。
不安を取り除こうとしてくれているように……

そして東郷さんに囚われていて憲吾と一緒に助けに来てくれた時も、
同じように優しく抱きしめてくれた……。
あの時も感じた安心感は懐かしさは、荒木先生だったから
そう思えていたんだ……今ならはっきりと言える……声だって、
今思えば先生の声に聞こえなくもなかった……。


「っ声だって、今思えば荒木先生ぽかったし……
初めて仮面ティーチャーに名前を呼ばれた時も
知っている人の声のように聞こえた……」

「っ……」


今度は荒木先生がだんまりしている……
もし先生が本当に仮面ティーチャーでなければすぐに否定するだろうし
誤魔化すにしてもいつものように明るい感じで否定するはずが
ずっと黙っている……それに私が『仮面ティーチャー』と言った時に
僅かに体が反応していた……。
少なくとも、仮面ティーチャーに関わりがあるのはほぼ確信だと思う。

でも確か、仮面ティーチャーって誰だかは本来秘密だって
櫻井さんや亮介さんが言ってたっけ……?
もしこの事が櫻井さんとかにバレたら先生はどうなってしまうの?
学校、辞めないといけなくなるのかな……


「……やっぱり、仮面ティーチャーの正体は荒木先生なんですか?
もしそれが本当だったら、先生はどうなってしまうんですか……?」

「っゆり……俺は……」

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