第17章 ☆Story34☆ 代替試合
ゆりは涼介らと共に再び控え室に向かった。
_コンコン「美澤です。今入っても大丈夫でしょうか?」
「どうぞお入りください。」
_ガチャ「失礼しますよ。」
神部の返事と共に控え室に入るゆりたち、
憲吾らはジャージに着替えが終わり帰る身支度をしていた。
「美澤社長に他の皆さんまでわざわざありがとうございます。
こんな貴重な機会を頂け光栄です。」
「2人にはゆりのことでお世話になりましたからね。
これからも贔屓にさせてください。」
瑛二と神部はお互いに握手を交わした。
そして涼介は憲吾と吾郎に声をかけた。
「2人とも、今日はお疲れ様!
せっかくだからみんなでご飯食べに行かない?」
「え!?でも、俺ら2人して負けたし……」
「でも2人とも推薦入学はほぼほぼ決まったものでしょ?
そのお祝いも兼ねてね♪」
「え、ええ……憲吾、どうする?(苦笑)」
「っどうする、って言われても……」
「三船、内山、
せっかくなんだから今日は山田さんのご好意に甘えなさい。
ここで断るのも失礼に当たるぞ。」
「「っ……」」
「そうだぞ2人とも、
俺も今後とも君達とはそれなりの付き合いになるはずだ。
今日はぜひ我々と食事を共にしてほしい。」
「っ社長にまで言われたら、行くしかないじゃないっすか(苦笑)
憲吾もそうだろ?」
「っ……あぁ、そうだな……」
「それじゃ決まり!
神部先生もご一緒にいかがですか?」
「生憎ですが、この後学校に戻らなくてはなりませんで(苦笑)
2人のことは好きなだけ借りていって構いませんので。」
「わかりました笑
それじゃ、帰りも僕たちにお任せください。
責任を持って自宅まで送らせていただきますので。」
「ありがとうございます。
三船、内山……皆さんに迷惑かけるんじゃないぞ?」
「「はい/は〜いっ」」
「ふふ♪」
(今日はまだしばらく憲吾や内山さんと一緒に居れるんだ♪)
ゆりは滅多に憲吾と会えないので
まだ一緒に居れると言うことに胸を弾ませていた。
こうして神部は先に学校に戻ることになり控え室を出ていった。
「さて……ご飯はどこで食べるかだよね……
さすがに一般の人に見つかりそうな場所は駄目だし……」
「「……。」」
((ファミレスとかは絶対駄目なやつか……))←