第17章 ☆Story34☆ 代替試合
まだゆりから離れようとしない宙だったが最やキラに叱られ
渋々離れることにしたが離れる間際にゆりに耳打ちをした。
_コソッ「さっきの……期待してもいいってことだよね?」
「っ!?」
(っ期待って……一体何の……)
ゆりが言葉を失う中離れる宙、宙はまた最に説教を食らわれた。
その一方で涼介と瑛二、そしてキラはなぜゆりが
宙にキスをしたのかが理解できず怪訝そうにゆりを見た。
それはユウも同じでキラに抱かれながらゆりを見つめていた。
吾郎も目をパチクリとさせながらも憲吾を横目でチラッと見た。
「っゆりちゃんなんでで急に……」_チラッ
(憲吾もいる前でキスなんて……)
「っ……」
憲吾はギュッと拳を握り締めながら
ゆりを見ることしかできなかった。
「っなんで……」
(なんでアイツにキスまで……)
「っ憲吾……」
憲吾が佇んでいるとゆりが駆け寄ってきた。
ゆりは少し気まずそうな表情を見せながら憲吾を見上げていた。
「っk‥っ三船さん……」
「っゆり……」
(そんな顔をするなら、何でキスなんか……)
怪訝そうにゆりを見ているとゆりは憲吾に近づき
誰にも聞こえないよう囁いた。
_コソッ「っごめんね憲吾……でも、
憲吾の方が何倍もカッコ良かったよ?
試合、お疲れ様。」
「っゆり‥_チュッ…っ!?///」
ゆりはそのまま憲吾の頬にキスをした。
憲吾は思わず顔を赤くさせた。
「ああズルい!!
三船くんにまでほっぺにチューした!!」
「っゆり……何して……///」
「三船さんもカッコ良かったから、しただけですよ?
勝負は確かに宙さんが勝ちましたけど……私からしたら、
どっちもカッコ良かったんですから!」
(東郷さんは、憲吾にキスするなっては
命令してないから大丈夫なはず……宙さんにだってキスしたんだから、
これで文句はないはずですよね東郷さん……)
ゆりはさりげなく周りを見渡しながら
どこかに居るであろう東郷を探した。
だが案の定東郷の姿を捉えることはでいなかった。