第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
それから日曜を挟み月曜日、この日は1ヶ月ぶりの学校。
ゆりは剛太やクラスメートへのお土産を持って登校。
ちなみにキラがいると目立つので仕事以外は基本的にお留守番。
ゆりは同じクラスの千鶴、愛美と登校し教室に入った。
_ガラッ
「「おはようみんな!」」
「「おはようっ!」」
教室にいるクラスメイトは全員ゆり達に目を向け挨拶、
3人が席に着こうとした時……
「ゆり!千鶴!愛美!おかえり!!
初の海外どうだった!?」
_ビクッ!「「っ荒木先生!?」」
後ろから剛太の声が聞こえ驚くゆり達は体をビクつかせた。
そんな様子に獅依留と魅月はやれやれと思いながらも微笑ましく見た。
「せんせー、ゆりたちビビってるよ笑」
「この間虫垂炎で入院したと思ったら
何事もないように元気だな先生……」
「だって1ヶ月ぶりだぞ!?」
「先生テンション高すぎ笑
……あ、先生ねこないだ虫垂炎で一週間入院してたんだよ。」
「「マジっ!?」」←
ゆりたちは剛太を見上げた。
「そーなんだよなー笑
んで一週間も生徒に会えなくて辛かったぜ……」
「先生大袈裟過ぎますよ……逆に僕たちは、清正してましたけど?」←
「魅月それは言い過ぎだろ笑
……って先生泣きながら固まってる!?」
「……涙」
「っ荒木先生……汗」
(お土産渡しづら……あと防犯ブザーのお礼もしたいのにな……)
ゆりはあとで剛太にお礼を兼ねてお土産を渡すことにし
先に獅依留たちクラスメイトにお土産のお菓子を渡した。
千鶴と愛美もクラスメイトとついでに剛太にも
お土産のお菓子を買っていたので渡してやった。
「サンキュー!」
「ありがとな3人とも。」
「……お土産、担任の俺にはないの?涙」←
「「ありますってば!汗」」
((子供かよ!))←
「お!ありがとなー♪」
千鶴と愛美は同時にツッコミながら剛太にお土産のお菓子を渡し
剛太は嬉しそうにお菓子を受け取った。
「……あれ、ゆりはないの?」