第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
自分の部屋に戻ってきたゆり、
部屋でまったりしようとした時LINEの通知音が聞こえてきた。
_ピコーン
「ん?……あ、憲吾から返信きた!
えっと……」
【お土産ありがとう】
【明日吾郎にも渡すよ】
【ありがとう!】
【それと試合観に来てくれるの嬉しい】
【吾郎も気合は入ると思う】
【今回は堂々と応援できるから
2人を沢山応援するね!】
【ありがとな】
しばらくLINEでやりとりをした2人、やりとりを終えると
ゆりはご機嫌な様子で夕食の支度をするのだった。
「ふっふふんふ〜ん♪」←
『な、なんか怖い……!』←
憲吾side
部活が終わり公園で自主練をしていた憲吾、
自主練も終え給水がてらスマホを見るとゆりから
何通かLINEメッセージが入っていた。
「何だろ……」
LINEを開けばゆりがポストに
お土産を入れてくれたというメッセージが届いていた。
【憲吾のおうちのポストにお土産入れておいたよ!】
【内山さんのもあるから明日学校で渡してね】
「直接来たのかよ(苦笑)
家着いたら確認するか……」
お土産をゆり自身から渡しに来てくれたことも凄く嬉しかったが
一番嬉しかったのは次のメッセージだった。
【来週の試合私も観に行ける事になったよ!】
【相手の人凄い強い人みたいだからがんばってね!】
「っ試合、観に来てくれるのか……」
瑛二が試合を観に行くことはすでに聞かされていたがゆりが試合に
来るかどうかは定かではなかったためとても嬉しかった。憲吾は
早速ゆりに返信のLINEを送りしばらく文面でのやり取りをした。
【今回は堂々と応援できるから
2人を沢山応援するね!】
「……試合、絶対勝たねぇとな。」
憲吾は改めて心に誓いLINEのやりとりを終えると自宅へ足を進めた。
ポストを開けばゆりからのお土産が入っていた。
「これか……お菓子と、これは何だ?」
憲吾は部屋に戻りお土産の箱を開けてみた。
そこには手書きメッセージとブレスレットが入っていた。
【レッドアンバーっていう赤い琥珀で色んな効果があるみたいだよ!
お守りとしてつけてね♪】
憲吾は早速腕につけてみた。
「……ありがとな(微笑)」