第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
「ありがとな(微笑)」
腕につけてみると不思議とゆりに守られているような感覚になった。
「気のせいかもしれないけど……
確かに、効果はあるかもな(苦笑)」
憲吾はできるだけ肌身離さず身につけようと思うのであった。
そして翌日学校に登校すると早速吾郎にゆりからのお土産を渡した。
「吾郎、これゆりからのお土産だ。
昨日ポストに入ってた。」
「マジで!?お前は何貰ったんだよ!?」
「っ俺は、菓子とこのブレスレット。お守りだってよ。」
_ボソッ「めちゃカレカノって感じじゃねぇか笑」
「っるっせぇな……お前のは何なんだ?」
「えっと俺はお菓子と……小さい人形?
ゆりちゃんからのメッセもあるし!どれどれ……」
【勝負運が上がる龍のお守りだそうです!
この次の試合頑張ってくださいね!】
「っ……めっちゃ頑張る!!
つーか絶対試合に勝ーーーつッ!!!」
「……お守りの効果、早速出たみたいだな。」←
吾郎はゆりの手書きメッセージでより気合が入り
その日の練習は憲吾も驚くほどの集中力だった。
「ウオォォォォォ!!」
「……汗」
(あっちぃな……)←
そして憲吾はゆり効果は恐ろしいと思うのであった。
だが憲吾も負けずと練習に集中し来週の土曜日に行われる試合に向けて
調整に調整を重ねた。
この日のゆりは久々にタイスケとバラエティ番組で共演。
お土産もこの時に渡した。
「藤ヶ谷さん、これキスマイの皆さんへのお土産です。」
「マジで!?超嬉しいわっ♪」
(さすがに俺個人のはねぇよなぁ……)
「あとこれ、鳳凰のお守りストラップです。
丁度メンバーカラーで揃ってたので買ってきました。」
「っマジ!?……つーか、イニシャル付き?」
「なんかオーダーメイドで
付けてくれるみたいなので付けてもらいました。」
「っ……めっちゃ嬉しいわー♪超大事にする!!」
「そう言ってもらえて嬉しいです。
それじゃ他のメンバーさんにも渡してくださいね?」
「おうっ♪」
タイスケは貰ったストラップを早速スマホに付けた。
「……♪」
(ゆりちゃんからお土産もらっちゃった〜)
『……。』
(相変わらず単純だなぁ……)
ユウは惚気るタイスケ見てそう思うのであった。