第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
「っ柊てめ…!お前も泣いてただろうが!」
「俺は廉達ほどじゃないよ。
けど今まで聴いた中では一番よかったよ。」
「ありがとうございます柊さん!
……へぇ、"この" 廉さんが……」←
ゆりも涼介同様に意外だという表情で見る。
「っ”この” ってなんだ "この"って!
っゆり……」
_ビクッ「っはい!?何ですか廉さん!?」
廉がゆりの方にやってくるのでゆりはビクッとさせた。
目の前で止まると廉はゆりの頭をわしゃわしゃと撫で回した。
「ガキンチョのくせに生意気なんだよお前!!」_わしゃわしゃっ
「っ何ですか急に!?」
(髪めっちゃ乱れる!!)
「完璧過ぎんだよあの『Miss You』!
俺より上手く歌いやがって!!!」_わしゃわしゃっ
「っ貶すのか褒めるのかどっちかにしてくださいっ!!涙」
「褒めてんだよバーカ!!」←
「うぅぅ!涙」
「っちょ廉さんゆりちゃんの髪の毛めっちゃ乱れてる!!汗」
(この後仕事入ってなくてよかったー……汗)
「ちょっと廉さんその辺にしてあげなよ!(苦笑)」
「ゆりちゃんがちょっと可哀想です!」
「廉、いい加減にしろ(黒笑)」←
わしゃわしゃゆりの頭を撫でる廉を止めようとする涼介達。
廉は満足したのかゆりの頭から手を離した。
「うう……涙」
(髪ボサボサになっちゃった……
この状態をもし憲吾に見られたら最悪だよ……!涙)
ゆりは髪をある程度整えるの楽屋を後にした。
そしてラストは憲吾の自宅前。
時間的にまだ部活をやっているであろう時間帯だった。
「っここが憲吾のおうちなんだ……
一人暮らししてるの凄いなぁ……」
ゆり達は車から降り憲吾の部屋のポストにお土産を入れた。
ちなみに憲吾にはお菓子の他に厄除けとして売られていた
お守りのブレスレットを買った。吾郎にもお菓子の他に
勝負運がアップするというお守りの人形を買ってきた。
「ふふ……2人とも、
もう少しで試合あるし喜んでもらえると嬉しいな……」
「……なんか2人だけ特別な感じだね笑」
「っべ、別にそんなつもり……!
内山さんだって、私にとって大切なお友達ですし……」
「笑笑
それじゃ、寮に戻ろっか。」
「ですね!」