第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
_七華高校
「パパ、数日ぶり!」
「あぁ。まさか学校に来るなんて思いにもよらなかったよ(苦笑)
約束通り九条と陸連れてきたぞ。」
「よぉゆり!海水浴の時以来だな。
色々大変だったらしいけどライブ自体はすげぇ好評だったらしいな!」
「ありがとう陸くんっ」
「コイツからも色々聞いた。お疲れさん。」
「和真くんもお仕事お疲れ様!
これ、2人にお土産です!」
ゆりは徹平達と同様に菓子袋を陸と和真に渡した。
「サンキューゆり!
……お!藤ヶ谷先生のお土産と被ってなくてよかったわ笑」
「だな。親子だから同じもんかって思ったけどそうじゃなかったな。」
「ねぇねぇ!私とパパのお土産だったらどっちがよかった?」
「「そりゃあゆりに決まってるだろ。」」←
ゆりの質問に即答の陸と和真。
「やったぁ♪」
「分かってたとはいえお前ら即答かよ……」
(でもマジでお土産被らなくてよかったわ……)
太輔は陸と和真に呆れながらもお土産が被らずホッとした。
そして2人にお土産を渡し終えたゆり達は続いて
A.N.JELLがいるAJエンターテインメントに向かった。
_AJエンターテインメント
事務所に入ればマネージャーの馬渕が2人を迎え
A.N.JELLがいる楽屋に案内した。
_コンコン
「おーいお前ら!ゆりちゃんと山田くんがきたぞー」
「あぁ、入れ。」
廉の言葉で楽屋に入れば廉をはじめとする
A.N.JELLのメンバーが揃っていた。
「皆さんお久しぶりです!
これ、北京のお土産なので皆さんで食べてください!」
ゆりは一番近くにいた柊に菓子袋を渡した。
「ありがとうゆりちゃん。あ、北京1日目の生中継見てたよ。
なんか凄い事になってたみたいだけど大丈夫?」
「はい、ご心配をおかけしましたが私たちは大丈夫ですよ!
2日目も無事終わりましたし……って皆さんも見てくれたんですか!?」
「うん。勇気や美男だけじゃなく
廉もゆりちゃんのMissYouで号泣してたよ。」
「え!?
あの廉さんがですか……?」
(うっそぉ……)←
涼介は意外だという表情で廉を見た。
「っ柊てめ…!」