第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
涼介は車を走らせ鉄平と団司が務めている交番の前に車を停めた。
ゆりは変装した状態で涼介と共に交番の中に入った。
「っこんにちは……!
あの、立花さんと志村さんいますか?」
「はいはい志村は僕でーす……ってゆりちゃん!?
ひっさしぶりじゃん!!」
ゆりが2人を尋ねると徹平が中から出てきた。
その後に団司もやってきた。どうやら今は2人だけのようだった。
徹平は嬉しそうにゆりと涼介を出迎えた。
「徹平くん、団司くん久しぶりだね。
ゆりちゃんのお土産をお届けにきたよ。」
「お久しぶりです山田さん、1ヶ月の海外遠征お疲れ様でした。
ゆりちゃんもわざわざありがとな。
昨日帰ってきたばかりなんだろ?」
「はい!でも疲れは大丈夫です!
明日からまた頑張ります!
これ、よかったら交番の皆さんで食べてください!」
ゆりはお菓子の入った菓子袋を徹平に渡した。
徹平はお土産を受け取るとゆりの頭を撫でた。
「ありがとなゆりちゃん!
ってか事件に巻き込まれたってホント!?
俺らのところにまでいろんな噂飛んできたんだぞ!?」
「っはい(苦笑)
あまり詳しくは話せないんですけどその事件のことで
櫻井さんのところに行ってました。」
「事情聴取ってやつか?」
「そんなとこです(苦笑)
でも心配をかけてすみません、
私を始めメンバー全員大丈夫なので安心してください!」
「ならいいけど、なんかあったら俺らにも頼れよ!」
「ありがとうございます徹平さん。それじゃ、
私たちは他の人にも届けないと行けないのでそろそろ行きますね?」
「「あぁ/あぁ!」」
2人に別れを告げ次は七華高校に向かう。
事前に太輔にそのことは連絡しており
和真と陸も一緒に裏側にきてもらうことになっている。