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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会


「っはい……年齢は20代だと思います。
普段はサングラスと帽子をかけていて顔はよくわからないんですけど
私といる時は大体外してました。身長は180cm以上はあって
髪は黒でした。髪型は、マッシュっぽかったような……」

「なるほど……仮面ティーチャーからも聞きましたが、
想像以上に若い組頭のようですね……」

「っあの……本当に手がかりは何もなかったんですか?
一応、私が囚われていた部屋って東郷さんのプライベートルームで……」

「一通り捜査しましたが、
重要となる手がかりは何一つ見つかりませんでした。」

「っそうですか……っあ!」

「どうかしました?」

「っあの、東郷さんの側近ほどじゃないんですけど
日本人の部下の人がいて……」

「その部下が何か?」

「えっと、ジュリさんっていう若い男性なんですけどその人が
組織の本拠地は日本だって……」

「っ!?
っ日本が、本拠地……?」


翔は驚きを隠せない様子でゆりを見た。


「っはい……確かに、東郷さんをはじめ上層部の人は日本人が
多いのかなって感じだったので言われれば納得いくというか……」

「っ確かに、
潜入捜査でも上層部の幹部は日本人という話はよく聞いていました。
日本に組織に関連する裏組織が幾つかあると把握はしてたつもりですが
まさか本拠地が日本とは……ゆりちゃん、
この情報は我々にとって重要な手掛かりとなります。
ご協力感謝致します。」

「っいえいえそんな!」
(まさか櫻井さんにここまで感謝されるとは……)


ゆりはまさかここまで情報が役立つとは思わなかったようで
少し驚いた様子で翔を見た。そして事情聴取も無事終わり
メンバーはマネージャーと共にそれぞれ解散、早速個人の仕事が入っている
メンバーもおりゆりは涼介と共にお土産を渡す旅に出た。
ちなみに翔へもお土産を買ってきていたようで終わった際に渡した。


「さーて……ママの時以来のお土産渡しの旅に出るよー(苦笑)」
(俺にとってはもう風物詩みたいなもんだよなーw)

「はい!お願いします!
まずは……団司さんと徹平さんがいる交番ですね!」

「りょーかいっ」
(さて、運転頑張ろ……)
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