第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
翌日9:00、いよいよ日本に帰るためホテルを出発。
空港に着けば現地メディアが総出で迎えていた。メディア以外にも
現地でついたであろう中国人ファンも来ておりゆり達を見送った。
「舍舍シェシェ!」
ゆりは覚えた中国語を使い現地のファンに手を振った。
他のメンバーもファンサで現地に別れを告げた。
飛行機に乗れば数時間後には日本、約1ヶ月ぶりの帰国である。
「色々あったけど、なんとか無事に終わってよかったね。」
「そうですね涼介さん……まさかあんな事件に巻き込まれるなんて
思ってもみなかったですよ……確か、事情聴取は明日するんでしたっけ?」
「うん、事件のこと思い出しちゃうと思うんだけど大丈夫かい?」
「はい、大丈夫です。
あの組織が危ないってことは身をもって体感しました。
これ以上被害が広げないためにも櫻井さん達に協力したいですし……」
「そうだね……さて、今日は寮に帰ったらゆっくり休んでね。
明後日からはまたそれぞれ仕事始まるしね。」
「ですね!」
「てか、ゆりちゃんもやっぱりママの子だよねー笑」
「はい?」
「お土産、ママほどじゃないけどそれなりに買ったでしょ?
みんなのお土産!」
「いやぁ……つい、笑」
ちなみにゆりは憲吾をはじめ色んな人にお土産を買ってきた。
「誰に買ってきたの?」
「えぇっと……憲吾に内山さん、クラスメートに荒木先生、
あとはバタフライ、ブラッシュ、キスマイ、後輩、A.N.JELLさん、
財前寺さんと中島さんなどなど……あ、あと前シリーズの人たちっ」←
「わーいっぱいだー(棒)←
まあでも三船くん達以外は大体直接渡せる人ばかりだね。」
「憲吾にもできたら直接渡したいんですけど、
そうなるとどこかでパパラッチに撮られてもおかしくないので
宅配あたりにしようかなーって思ってるんですけど……」
「もしあれだったら
三船くんちのポストに手紙付きで入れるのとかどう?
家の近くだったら俺送ってくし。」
「その方がいいかもですね!
じゃあ明日、事情聴取の帰りあたりにお願いしてもいいですか?」
「りょーかいっ」
そして飛行機は日本へ向け出発、新成田空港に着くとお馴染みの
日本メディアが集まっており懐かしい日本語が耳に入ってきた。
「「……。」」
((落ち着く〜))←