第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
こうして生中継もアンコールも何事もなく無事に終わり
退場のアナウンスが流れた。太輔達はその場で待機している。
「なんか毎回思うけどライブってあっという間だよねー……
もうゆりとお別れ……」
「いや、この後ホテルで会うだろ……(苦笑)」
ライブが終わりしょぼんとする裕太にツッコむ太輔。
観客が全員退場すると瑛二や明人が太輔達の元にやってきた。
「皆さん、本日は誠にありがとうございました。
Dolceのライブは楽しんでいただけましたか?」
「もちろん!
やっぱうちのゆりが一番可愛かったです♪」
「はい、今回は招待してくださりありがとうございました。」
『『……♪』』
((やっぱり生で見るライブは最高♪))
それぞれ感想やお礼を瑛二達に述べ太輔達は
ゆり達と一緒にホテルに戻った。
ホテルで夕食を取った後、
ゆりは太輔達の部屋に遊びに来ていた。
「明日にはパパ達も帰っちゃうんだね……」
「そうだな。お前らはまだ数日いるんだろ?」
「うん、中断した番組の撮影も残ってるしね。
今度は冬のツアーあるからそれも見に来てくれると嬉しいなぁ……」
「あぁ、そうd「もっちろん初日で行くぞ♪」←…だってよ(苦笑)
よく裕太くんはスケジュール取れるな……」
「ライブ初日は絶対仕事入れないよう徹底してるからね!」
「……いつもありがとね、伯父さん(苦笑)」
苦笑いで伯父を見るゆり、妹の百合もやれやれと見ていた。
こうして時間もあっという間に過ぎていきそろそろ寝る時間になった。
「ねぇパパ、今日もレン部屋に連れて行ってもいい?」
「あぁ、全然構わねぇぞ。」
(百合のやつ、今すげぇ喜んでるだろうな)
『……♪』
(ゆりのほうから言ってくれた♪)
太輔の思う通り百合はとても嬉しそうにしており
人間の姿であればアホ毛をくるくるさせるところだ。
「じゃあみんな、おやすみなさいっ」
「「おやすみ〜」」
ゆりはユウとレンを連れ自室に戻る。
今日はベッドに置き自身の両端にくるように置いた。
「これでよしっ!」
『ゆりちゃん子供みたーいっ!』
「っうるさいな……!」
『……』
(こんなのゆりが赤ちゃんの時以来だわw)