第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
「っ憲吾……(微笑)」
「ゆり……」
顔を少し離しお互い見つめ合うゆりと憲吾、
憲吾はしばらくゆりを見つめるとそのままゆりの唇に
キスを落とした。ゆりはそれを受けれるように瞳を閉じた。
_ちゅっ…
「……。」
(好きだ……誰よりもずっと……)
「っん……」
(憲吾……貴方のことが誰より好きだよ……)
『『……///』』
((目の前でチューするなよ!!))
そして少し触れ合うだけのキスを数秒し唇を少し離す2人、
お互い身体が火照っていくのを感じた。
「っ……好きだよ、憲吾……貴方のことが誰より……」
「俺だって……お前のことが好きだ。
誰にも、渡したくない……」
(たとえ誰かに無理やり犯されても……もう誰にも触れさせたくない。
あの東郷っていう男にも、これ以上ゆりの何も奪われたくない……)
憲吾は右の手のひらで愛しそうにゆりの頬をなぞった。
「っ憲吾…_ちゅっ…んッ…」
再び唇を落とす憲吾、ゆりを確かめるように
何度か角度を変えながら優しいキスをした。
ゆりは憲吾の胸に手を添えそのキスを受け入れる。
相変わらず目の前でイチャつかれている叶輔と百合は
頭から湯気が出るほど顔を真っ赤にさせていた。
「っ憲吾……好き……もっとしt_とさっ…っ……///」
憲吾はそのままゆりをソファーに押し倒しキスを繰り返した。
_ちゅっ……ちゅっ……
「っん……」
(やっぱり、好きな人とのキスって凄く幸せ……
昨日までの穢れが浄化されていくみたい……)
「ゆり……好きだ。」
「私も、だよ……憲吾、」_スッ…
「っ……」
ゆりは両手で憲吾の頬を包みこみ憲吾を見つめた。
「私……攫われてからずっと犯されて、
ずっと自分が穢れていたと思ってた……。でも貴方は、
そんな私でも受け入れてくれた……優しく、包みこんでくれた……」
「ゆり……っ当たり前だろ……
俺はお前が側にさえいてくれれば、それだけでいいんだ……。」
「っ憲吾……もっと、私を清めて……
私の中から、あの人たちが消えるくらい……」
「っゆり……」