第16章 ☆Story33☆ 喜びの再会
「っそれはもういい……///」
(ってか、ピースしかバリエーションない俺に無茶振りすんなよ……)←
「じゃあ憲吾からしてくれるの!?」
「っ……どうせ、俺らだけだし……」
「やった♪」
そしてゆりは憲吾に自撮り棒を渡した。
「……このボタン押せばいいんだろ?」
「うんっ
じゃあ憲吾のタイミングで撮っていいよ。」
(憲吾のことだから、ほっぺにするのが限界だろうなー……)
「わかった、んじゃ撮るぞ……」
憲吾がスマホを構え……
「うん!はい、チー‥_ちゅっ…_カシャッ!んん!?///」
(っ嘘!?マジで!?)←
シャッターのタイミングでゆりにキスをする憲吾だったが
さっきのようにほっぺではなくゆりの唇にキスを落とした。
ゆりもまさか唇にされるとは思っても見なかったので
さっきの憲吾同様に顔を真っ赤にさせた。そして憲吾は唇を離し……
「っ……これで、いいだろ……」
「っ不意打ちずるいってば……!///」
「っ……こないだの仕返しだと思えば全然マシだろ……」←
どうやら憲吾は以前の電話のやりとりで
ゆりに完敗したことを根に?持っていたようだ笑
『『……。』』
((だから今なにが起きてるのー!?))
「電話のこと、まだ気にしてたんだ笑」
「あの時のお前、完全に悪魔だったぞ……」←
(色んな意味で死にかけたし……)
「だって面白くてつい笑
あと何枚か撮ったら部屋に戻ろ?」
「……そうだな、」
(なんか思ったほどダメージなさそ……)←
2人はベランダで数枚の写真を撮り部屋に戻った。
そして再びソファーに座るとゆりは憲吾に抱きついた。
_ぎゅっ!
「ふふっ…♪」
「っな、なんだよ急に……!」
『『……。』』
((人前で急にイチャつき出したよ!!))←
「ふふ、だって……
今日は憲吾に会えるだなんて思ってもみなかったし何より、
私って憲吾のことが本当に大好きなんだなって思ったから……
憲吾の側を離れたくないって思ったから……」
「っゆり……」
憲吾はゆりを抱き返し頭を撫でた。
「っ憲吾……」
「俺も、そうだ……お前を手放したくない……ずっと、
一緒にいて欲しい……」
「っ……!
っ憲吾……(微笑)」