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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第15章 ☆Story33☆ 決着


「闇雲に探しても駄目だよ……確かに、
ゆりちゃんがこの階にいる確率は少ない。
1階と2階は既に制圧してるから居るとしたら4階から7階の間だ。」


この建物は7階建でありひとつひとつ潰していくのは時間が掛かる。


「ゆりちゃんは、厳重に匿われている可能性が高い。
そこに人も配置する筈だし鍵も厳重にしていると思う……
その点を考えれば闇雲に探さなくても済むはずだよ……。」

『あぁ、そうだな……三船、』

「っはい、」

『ゆりに呼びかけるんだ。
お前の声に、ゆりが反応するかもしれない。』

「っ……はい!」

『よし、行こう……他のみんなは、大丈夫なんだよな?』

「ちゃんと保護したから大丈夫だよ。
でも、まずは救出した5人は先に向かわせると思う。
ゆりちゃんの救出に、どれくらい掛かるか分からないから……」

『分かった。1秒でも早く見つけ出すぞ。』

「「はいっ/あぁ!」」


こうして3人は階ごとに手分けをして
ゆりが匿われている部屋を探し始めた。
憲吾は仮面ティーチャーと共に探す。





「っゆり!!どこだ!!
いるなら返事をしてくれ!!」
(っ駄目だ……
この階には人がいねぇし鍵がかけられてる様子もない……)

『4階にはいないな……京本、5階はどうだ?』

『駄目だ、今のところ何の手がかりもない……
となるとあとは6階か7階だ……』

『分かった、俺たちは7階に向かう。京本は6階を頼んだぞ。』

『了解、』


仮面ティーチャーと大我は無線で情報を共有、
2人は4階から7階に駆け上がった。




『っ一体ゆりはどこに……』

「っゆり!!!俺だ!憲吾だ!!
どこn‥【っ憲吾……!!】……っ!ゆり!?
ゆり!!近くにいるのか!?」

『っ!?』


憲吾が叫んだ瞬間、ゆりの声が聞こえたような気がした憲吾。
仮面ティーチャーは驚いた様子で憲吾を見た。
どうやら仮面ティーチャーには聞こえなかったようだ。


『っ三船!ゆりが返事をしたのか!?』

「っ分からない……けど、ゆりの声が聞こえた気がした……」

『っなら……この階にいるかもしれないな……!
探すぞ三船!』

「っはい!」
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