第15章 ☆Story33☆ 決着
時刻は18:00、太輔達は万里の長城にやってきていた。
ちなみに太輔と玉森家の3人は朝市に行った後は北山家と合流して
行動を共にした。そしてこの万里の長城にはその他の家族も合流。
「ライトアップされて綺麗ですね!_カシャッ
ぁ、おーい!結月、凌駕、小夜!ここで家族写真撮ろうぜ!」
「えぇ、そうね。
貴方、子供達よりはしゃぎ過ぎですよ(苦笑)」
「いいじゃん別に!
あ、藤ヶ谷先生!写真撮ってもらってもいいですか?
後で藤ヶ谷先生達も撮りますよ!」
「ありがとうございます北山先生。
……そこで大丈夫ですか?」
「はい!ありがとうございます!
それじゃこれスマホです!」
宏光は太輔にスマホを渡した。ちなみに太輔は叶輔を抱っこしたまま。
宏光は結月と凌駕を前にし小夜と一緒に並んだ。
反抗期真っ只中の結月と凌駕、宏光の前にいる結月は
少しいやそうにしながらもWピースで写真をスタンバイしていた。
(結月ちゃんは相変わらず無表情だな……苦笑)
「それじゃ撮りますけど、大丈夫ですか?」
「おなしゃーす!」
「じゃあ撮りますよ!……_カシャッ
……一応ちゃんと撮れましたけど、確認お願いします。」
スマホを宏光に返し確認してもらう。
宏光は嬉しそうにしながらその写真を他の3人にも見せる。
「いい感じじゃん♪ありがとうございます藤ヶ谷先生!
んじゃ次は藤ヶ谷先生達の番っすよ。」
「はい、ありがとうございます。
……俺たちも同じところでいいかな?」
「だね!
んじゃ俺たちは母さんと父さんを真ん中にして撮ろうか?」
「そうだな。」
「あら!私たちが真ん中でいいの?」
「もちろん。」
「そーそ!親は敬わないと!」
「そうか(苦笑)
それじゃ言葉に甘えて真ん中に立たせてもらうぞ?」
そして裕志は太輔の隣、有希子は裕太の隣に立った。
太輔はスマホを宏光に渡した。
「それじゃ北山先生、お願いします。」
「お任せ下さい♪……んじゃ!
ポーズでき次第撮りますよ?」
「お願いします。」
こうして太輔達も家族写真を撮ってもらった。
ちなみに裕太はレン(百合)を有希子側の肩に乗せて
ポーズを撮った為母の隣にいる百合は嬉しそうにしていた。
『……。』
(やっぱ家族はいい〜♪
ここにゆりもいたら最高なのになぁ……)