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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第13章 ☆Story31☆ ホンモノのアイドル、ニセモノのアイドル


「……当然でございます(微笑)
その為に、皆さんの力が必要なのです。」

「「「っ……」」」


翔は瑛二の言葉に笑みを見せた。


「櫻井総監……ではこれからの作戦について教えてください。
我々は、どうするべきなのか……」

「はい、ではこれからのことについてお話しさせて頂きます。
もちろん一番重要なことは今いるアンドロイドの彼女達を
本物の彼女達のように扱うことです。当然違和感はあると思いますが、
肯定してあげてください。もしかしたら、体内には組織と繋がるような
媒体が仕組まれているかやも知れません。」

「「「っ……」」」

「そしてライブは予定通り実行、これは美澤社長からも既に
聞かされていると思いますが予定通りお願いします。
彼女達は、特にライブに関することには積極的だとお見受けしました。
それに加え見に来るファンは日本人よりは現地や韓国の方が殆ど。
ライブをしている彼女達がおかしいと思う事はほぼないと思われます。」


「っ……」
(確かに、さっきのゆりもそうだったか……けど本物と偽物では
考え方がまるで違う……そうプログラミングされているのか……?)


「2日間のライブ中は中継も入ると思いますがその中継も予定通りに
お願いします。この中継が、今回の作戦の肝になりますので。」

「……それは、どういうことですか?櫻井総監、」

「大胆な作戦ではありますが、
ステージ上へ本物の彼女達を登壇させます。」

「「「っ!?」」」

「っ何だって……!?」


今の翔の言葉に全員はおろか、瑛二も驚きを隠せない表情で翔を見た。


「……これが明日になるか、明後日になるかはまだわかりません。
ですが順調に事が進めばそれまでに救出は可能なはずです。」

「っ……もしもだ、
もしそれまでに救出できなかった時はどうするつもりですか。」

「また別の作戦に移ることになるかとは思いますが、今回は公安や
特殊班以外にも強力な人物がいます。彼女達の場所さえ
突き止める事ができれば、救出は必ず成功できるはずです。」

「……その強力な人物とは、どういった人物なんだ。」

「……申し訳ありませんが、
その点についてはお話しする事はできません。」

「っ……」
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