第13章 ☆Story31☆ ホンモノのアイドル、ニセモノのアイドル
また別の部屋、
千鶴は部屋の柱に体を縛られ身動きが全く取れない状態にあった。
だが千鶴は同じ部屋にいる男に鋭い視線を向けていた。
「っ……睨」
「千鶴ちゃんは本当に気が強いねぇ……こんな劣勢な状況なのに、」
「っ貴方……これから一体、何をするつもり?」
「ふっ……当然楽しいことに決まってるだろ?」
「楽しいこと?こんな状況でどう楽しめと?
ふっ……笑えない冗談、馬鹿じゃないの?」
男に余裕の表情を見せる千鶴、内心は恐怖心の方が勝っているが
それが弱味になると思いこうして強気な態度を示しているのだ。
だが男はそんな態度にイラついたのか、
舌打ちをした後拳で千鶴の頬を一発殴った。
「ッチ!」_ガッ!
「っ…!」
(いきなり殴るなんて……しかもグーで……余程短気な男なのね……)
千鶴の口元は少し切れ血の味が口の中に広がった。
「少し口が過ぎるぞ、この小娘如きが……」
「っ……」
千鶴を冷酷に見下ろす男、男は右手で千鶴の頬を掴んだ。
「お仕置きが必要みてえだな……今からたっぷりと
その生意気な態度と身体に教え込んでやるよ……」
「っ!?」
男がそう言うと近くのテーブルに置いてある鋏を取り
それで千鶴のトップスを切りそのままブラのホックも一緒に
鋏で切ってしまった……。一瞬にして上半身を露わにされ
男の視線に晒され千鶴は赤面させた。
「っ……///」
「ほぉ……中々良い形してるじゃねぇか……」_モミッ
「っあ!///」
(っ胸を触られただけなのに、こんな高い声が出るなんて……)
自分でもこんな高い声が出ると思っていなかった千鶴、
さらに赤面させ抵抗できないまま男に胸を揉まれていった。
「はっ!
すっかり女の顔になってきたじゃねぇか……そろそろ下も、
良い具合になってきたんじゃねえか?」
「っ…ぃや!
やめて……!」
男は構わず千鶴のズボンを脱がせた。攫われた際は部屋着を着ていた為
ズボンはゴム、あっという間に脱がされてしまった。
そして男は晒されたショーツ越しから秘部を触り始めた。
「んっ!///」
「良い感じに濡れてきてるな……これなら、いつでもイケるよな……?」
「っ!?///」
「ふっ……いつヤラれても、文句は言えねえぞ?
お前が悪いんだからな(嘲笑)」
