第13章 ☆Story31☆ ホンモノのアイドル、ニセモノのアイドル
その一方で凪咲と来夢、最初は別々の部屋にいたが凪咲が来夢の部屋に
連れて行かれる形で姉妹は数時間ぶりに顔を合わせた。
部屋に入って早々、涙を浮かべている来夢を見て凪咲は声を荒げた。
「っ来夢!!」
「っおねえちゃん……助けて……」
「っ……睨」
来夢は服を脱がされた状態で
犬のようにリードの付いた首輪を付けられており男の上に股がされていた。
非常に卑猥な光景に凪咲は怒りの眼を男に向けた。
「お!お姉ちゃんも来たの、良いじゃん4人で楽しもうじゃん♪」
「っ来夢になんて事してんのよ!!
歴とした犯罪じゃない!!!」
「ふっ……妹を助けたいか?」
「っ……えぇ、」
凪咲に付いていた男はニヤリと汚い笑みを浮かべながら肩に手を伸ばした。
凪咲はそれがどういう意味なのかは何となく察していた。
だが目の前には助けを求める妹の姿、凪咲の答えは決まっていた……。
「っ貴方たちの言う事に、全部従うわ……その代わり、
来夢にはこれ以上危害を加えないで。」
「さっすがはしっかり者のお姉ちゃんだな……おい、
一旦妹を解放してやれよこのロリコンが。」
「はっ!お前も言えた義理じゃねぇだろうが……まあいい、
お前はそこで俺らのことを見てな。
もっと楽しいとこ、見せてやるからよ(嘲笑)」
「っお姉ちゃん……」
「もう来夢に、怖い思いなんてさせないから……(微笑)」
「っ……!」
来夢は目に大きな涙を浮かべた。
そして解放された来夢は逃げられないよう
パイプベッドのヘッドボード部分にリードを繋げられた。
来夢に付いていた男は来夢の元から離れ凪咲の元へ歩み寄った。
「お前……俺らの言うこと全部聞くんだよな?」
「……えぇ。妹に何もしないのなら……」
「ふんっ!良い心構えじゃねぇか……んじゃ早速「おい、」っんだよ!」
「お前ばかり楽しんでずりいぞ?
あくまでコイツは俺んだから勝手に手を出すんじゃねぇよ。」
「ッチ……んじゃお先にどーぞ!」
「ふっ……それじゃ……」
「っ……」
男が舌なめずりをしながら凪咲の身体を吟味した。
そしてまず男が指示をしたのは……
「服を脱げ_」