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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第13章 ☆Story31☆ ホンモノのアイドル、ニセモノのアイドル


「っまさか、貴方たちのモノになれとでも言うの……?」

「ふっ……」

「「っ……!」」


ゆりの言葉に反応する伊集院、
その反応を見てゆりたち全員は気づいた……。


「まさにその通りだよ(嘲笑)
もちろん、君たちを悪いようにはしない……うちのボスも、
君たちを相当可愛がりたいようだからね……」

「っ可愛がりたいって何よ……アタシたちに、
やらしいことでもさせるつもり?ただの性犯罪者じゃない!」


再びガンを飛ばす来海。


「可愛がると言うのは、人それぞれだろ……もちろん、
組織の中には純粋に君たちを好いてる者もいる。
特に最近の君達は、より魅力に磨きが掛かってきているからね……
擬似恋愛感覚を起こす奴も多いほどだ。」

「アタシたちアイドルはそういう夢を与える仕事でもあるけど、
アンタらみたいなクズどもに尽くすつもりはないから!!
アンタらに歌ってだの踊ってだのって言われても絶対やらないから!!」

「っ来海……」

「ゆりだってそうでしょ!?
いくら世界中を感動させたいって言ったってこんな最低な奴らまで!!」

「っ……私は、応援してくれるみんなの期待に応えたい……
少しでも、夢や希望を与えたいって思ってる。それが、私の夢……。」

「おや?
人気ナンバーワンの君からそんな言葉を聞けるだなんてね……」

「……私の、私たちの歌を聞きたいなら聞かせてあげる。
でも、貴方たちに囚われている以上……夢も希望も、感動も楽しさも、
何も与える事はできないわ……。」


ゆりは来海と同様に伊集院をキッと睨みながら告げた。


「「っゆり……」」

「それでも……私たちが貴方たちだけのモノになれと!?
そんなの、アイドルでも何でもない!!ただの奴隷よ!!
私たちの夢は、世界一のアイドルグループになること!!













































こんなところで終わらせるわけにはいかないのよ!!!」
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