第12章 ☆Story30☆ 北京は波瀾万丈!?
「おはよう。」
大我はコーヒーカップを片手にコーヒーを飲んでいた。
「っおいボン!昨日はどう言うつもりd「ゆりちゃん達、
全員無事だったみたいだよ。」っ本当かそれは!?」
「あぁ。昨日ホテルに侵入した公安からも聞いた。
自分たちの部屋で寝ていたとね……」
「っ良かった……でもなんで……」
「それを今調査中だよ。もう少しで、
敵のアジトへ侵入もできそうなところまで進んだ。
先生の出番は、もうないかもね。」
「っ……正直、俺は公安のやり方がいまいち理解できねぇ。
なんで危険が迫ってるのがわかってるのに何もしないんだ?警備や
普通の警察だけじゃカバーできないからお前ら公安がいるんだろ!?」
「日本の平和を守るためだよ。
被害者や依頼人の一個人の調査は刑事や探偵の仕事、
俺たち公安は一個人ではなく国を守るのが仕事だ。」
「っだからゆりたちを危険に晒されても仕方ないってか!?
多少の犠牲も厭わないっていうのが公安なのか!?」
「っ俺だって納得できない部分はある!!
けどそれが最終的にゆりちゃん達を守る術でもある!!
もっと俺や公安を信じろよ!!」
「っならなんで来海達が攫われたって時何も言わなかったんだよ!
俺が昨日みたいに飛び出そうとするかもしれないからか?なら、
俺が飛び出そうとした時にまた気絶でも何でもすればいいだろ!
……っ何で黙ってたんだよ……そんなに俺を信用できないのか?
なら、俺だってお前らを完全に信用できねぇよ……
ボンのこと、ちゃんと信じたいのに……」
剛太は少し涙を浮かべながら大我を見た。
「っその点については本当にごめん。
先生の、言う通りだよ……あの時ちゃんと言えば良かったね……」
「……。」
「でも、ゆりちゃん達の無事は確認できてるんだ。
それだけは信じて?それに、明日はゆりちゃんの家族も
来るみたいだしね……ゆりちゃん達も、安心できるはずだよ。」
「っそうか、親御さん達が……なら、ゆり達も安心するな……」
「うん……ただ、断定はできない。
こないだ話した出雲がアンドロイドだって話……」
「っ……」