第12章 ☆Story30☆ 北京は波瀾万丈!?
「じゃあボン、話してくれ……ゆり達の身に起きてること……」
「あぁ。実は昨日、
ドルチェのみんなが特番の収録を終えた後に組織の襲撃があった。
そして来海ちゃん、凪咲ちゃん、来夢ちゃんの3人が攫われたんだ。」
「っ……!」
「けど、今日の夕方に3人揃ってホテルに戻ってきたんだ。」
「っどういうことだ……たった1日でってことか?」
「あぁ……非常に不可解な状況でしょ?
それを今調査中って中……ついさっきゆりちゃん達のホテルに
また襲撃があったという連絡が入った。」
「っなんだって!?」
「俺の推測だけど、
次の狙いは昨日攫われなかった他の3人じゃないかって踏んでる……」
「っそんな、じゃあゆり達は!!」
「それもまだ向こうが調査中だよ。」
「っそれまでは動けねえっってことか!?
早くゆり達助けねえと手遅れになるだろ!!」
「けどまだ動くことはできない!!
作戦をちゃんと練ってからじゃないと危険過ぎる!!」
「だからって黙って見過ごせって言うのか!?」
「っ悪いけど先生!!
こいつらは先生が思ってるほど柔な連中じゃない!!!
仮に今ホテルに突っ込んでもやられるか空振りになるだけだ!!!」
「っでも行かないよりはマシだ!!
助けられるかもしれない生徒を見過ごすなんてできねえよ!!」
「っお願いだから俺を信じろよ!!!
組織の内部がまだ見えていない中行動に移すのは危険なんだよ!!!
「っボn「余計ゆりちゃん達が
危険に晒される可能性だってあるんだ!!!」っ!?」
「現に来海ちゃんたち3人は戻ってきた……
ゆりちゃん達もまたその可能性がある……」
「っそれでも昨日の3人が攫われらた後無事だったことは
ないはずだろ!?今度はゆり達……?っふざけるな……
これ以上ゆり達に危険な思いをさせるなんて……」
「それでも、先生を行かせるわけにはいかない!」
「っ生徒の危機に駆けつけるのが、仮面ティーチャーだろ……!
今ゆり達は助けを求めt_ガンッ!っぅぐ…!」_バタン…
剛太が部屋を飛び出そうとした時、大我は手刀で首を殴り気絶させた。
「っ悪いけどもう少し辛抱してて……必ず、隙を作ってみせるから……」
(念の為、睡眠薬で眠らせておくか……)