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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第12章 ☆Story30☆ 北京は波瀾万丈!?


「……でも山田さん、明日には社長をはじめ家族の方達が来ます。
もしかしたらみんな、親御さんに会ったら少しは安心するんじゃ
ないでしょうか……。そうで、あって欲しいです。」

「っでも、それだけで恐怖が消えるとは思えないっすよ。
来夢だって、やっぱり様子がずっとおかしいし……」

「でも会うと会わないじゃ大分違うんとちゃう?
社長だって、千鶴達に直接会ったら考えも変わるんじゃないか?」


亮平・慎太郎・大毅も今まで黙っていた口を開く。


「とりあえず……またメールが届くことはなかった。奴らはただ、
みんなを犯すためだけにこの計画を企てたってことなのか……でも、
ゆりちゃん達3人に関しては確実に犯されたっていう証拠がない。」

「愛美ちゃん達、騒ぎに気づかずずっと寝ていたって言ってるもんね……
でも、不思議だよね。
ゆりちゃん達が少しも騒ぎに気づかないだなんてさ……。」


涼介はギュッと拳を握り締めた。


「っ本格的に、警察に動いてもらわないとまたこんな事件が
起きてしまうかもしれない……っ櫻井さん……」
(っこんな時にまで、櫻井さんに頼ってしまう……櫻井さんも、
今までの経緯を見れば恐らくこの事件に関わってるあの組織のことは
把握してるはずだ……早く、解決してほしい……)

「山田……」

「っ悪い知念、急に……」

「いや……あの人に頼りたくなる気持ちもわかるよ。
とにかく、今日も愛美ちゃん達には部屋で待機してもらおう。」

「っそうだな……」
(藤ヶ谷さん達には、
今すぐ言うべきなのか着いてから言うべきなのか……)


どちらにせよ家族には不快と心配を与えることになる。


「ご家族には、明日到着してから伝えた方がいいかもね。
みんながいない時に……」

「そうだな……空港までの迎え、俺も同行することにするよ。
部屋で待機してもらう分、ゆりちゃんを見るのはSP達だけでも
十分だからね……。」

「わかった。なら僕たちはできるだけみんなのメンタルケアをするよ……
でも、この状況の中ゆりちゃんのメンタルケアできるのは
山田しかいないんじゃないの?」

「っ留守の間は、髙地かラウールに任せるつもりだ。
2人だって、ゆりちゃんのメンタルケアくらいできる……」

「……チーフマネージャーの指示なら、従うよ。」
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