• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第12章 ☆Story30☆ 北京は波瀾万丈!?


「ありがとうございます、
それじゃ朝ご飯の時間になるまでもう少し休みますね。」

「わかった……ゆっくり休んで。」


とりあえずゆりの言うとおりにし涼介達は部屋を後にした。



「っ山田さん……本当に直すつもりですか?
正直、ちょっと裁縫ができるレベルじゃ修復できないですよ……」

「っわかってる……けどこのまま捨てるわけにはいかないよ……。
それに、事件については不可解なことが多すぎる……
SPの方は、全員意識を取り戻しているみたいだね。
朝食の時間になるまで状況を整理したい、SP及び警備員を
全員大広間に集合させて。」

「わかりました。」


優吾はユウを涼介に渡し無線で招集をかけた。
涼介は一旦ユウを自分の部屋に置いて大広間に向かうことにした。


「山田さん、連絡は済みました。
大広間に行きましょう……」

「あぁ、そうだね……ここにいる全員も、一緒に行くよ。」

「「了解。」」



涼介達は大広間の本部に集まり状況を整理した上で事務所にも連絡。
明後日はいよいよ北京公演、翌日の夜には太輔らメンバーの家族も
ホテルへ到着するようになっている。
そして朝食の時間になりゆりたちドルチェは6人一緒に
朝食を食べる。だが6人はあまり会話をせず黙々と食事を進める。
そんな様子に涼介達は不信感を覚える。



「っ山田さん……やっぱり来海ちゃん達の様子変ですよ……
もしかして、実はゆりちゃん達3人も襲われていたんじゃ……」

「っ……」


風磨の言葉に表情を歪ませる涼介。


「っ襲われた後、薬か何かで記憶を消させたか
はたまた事後のショックからなのか……」

「風磨、仮に事後からのショックなら
あんな安らかな顔で眠らないと思うよ……もし襲われていたら、
薬の可能性の方が高いかもしれない……」


侑李はもしかしたら3人は
薬の影響で様子がおかしいのではないかと疑った。


「っアイツらは……
ただ犯す為にこんな事件を起こしたっていうのか……?
だとしたら、狂ってる……しかも、
ゆりちゃんの大切なぬいぐるみまであんな……」

「「っ……」」

「っしかも社長、ライブは予定通りに行うって……明らかにいつもと違う
ゆりちゃん達をステージに上がらせるつもりなのかよ……」

「……。」
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp