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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第12章 ☆Story30☆ 北京は波瀾万丈!?


「ぁぁ、すみません……
ちょっと昼寝するつもりが結構寝ちゃってたんですねぇ……」_ムクッ


ゆりはムクっとベッドから起き上がる。


「ご飯、食べたくないなら無理して食べなくてもいいよ?
体のためには食べたほうがいいだろうけど気分もあるし……」

「いえ……お腹も空いてきましたしご飯食べます。」

「そっか。それじゃ、髪をちょっと整えてから行こっか。
今髪少しボサボサだし。」

「……あ、ホントだ笑
ポニーテール直さなきゃ……」


ちなみにゆりはポニーテールにしており少し乱れた髪を直すため
ゴムを外し手櫛で整え再びポニーテールでまとめた。
髪を整えると涼介と共にブッフェに向かうのだった。
ブッフェに着くと千鶴、愛美の2人は来ていたが
他の3人はまだ来ていなかった。


「……あれ?千鶴とまなだけ?」

「あ、ゆりちゃん……なんか来海ちゃん達、
ご飯食べたくないみたいで……」

「ええ!?さっき話した時は大丈夫そうだったのに……」

「やっぱり、色々疲れてるのよ……っ強姦、されたわけなんだし……」

「っ……そう、だよね……私たちは運が良かったんだよね……」

「「……。」」
















来海達はあれから来ることはなくゆり達は
そのまま夕食を済ませた。そして部屋に戻ってきたゆりは
またアロマの匂いを嗅ごうと容器の蓋を開けた。


「ふぅ……ローズ系もいいけどラベンダー系もまたいいなぁ……
日本に帰ったらアロマの専門店で良いとこないか探してみようかなぁ。
そしたらふふ…♪憲吾とかパパ達にも教えられるし、」


ゆりは匂いを嗅いで再び目をとろんとさせた。


『……。』

「さぁて、お風呂に入って今日はもう寝よ……」

『っ僕も入る……!』


ユウはシャワー室に向かうゆりを急いで追った。
だがゆりはそんなユウをキョトンとしながら見た。


「……あれ?ユウ居たの?」

『っ居たのって……僕はずっと部屋に居たよ……
ゆりちゃんがどこかに連れ出さない限りはね……』

「あー……そうだったねごめんごめん(苦笑)
うっかりしてたよ。」

『っ……』
(っうっかりって何?
やっぱりあのアロマストーンのせいで頭が少し可笑しくなってるの?)

「それじゃお風呂いこ?」

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