第12章 ☆Story30☆ 北京は波瀾万丈!?
涼介ら関係者は本部の大広間に集まっており、
日本警察ともリモートで繋がっていて現在来海達の行方を
現地警察と連携のもと捜索中だとのことだった。
その間ゆり、千鶴、愛美は部屋で待機。
部屋の外には専属SPが2人体制で交代しながら警備にあたる。
ゆりの部屋の前には優吾とジェシーの2人が立っていた。
「なぁこーち……」
「何だよジェシー……今仕事中だろ、」
「……俺らさ、よく襲われなかったよね……
いくら警戒体制を崩さなくてもさ……」
「確かに……真っ先にゆりちゃん狙われそうだと思ったけど……
手を出してこなかったな……」
「他のSPの奴らだって、そんなヤワじゃねぇのにあんなあっさりとさ……
もし俺らのところが襲われたら、
無事じゃ済まなかったかもしれないよな……」
「運が良かった、ってか?
けど、メールまた来たんだろ?不幸は続くって……絶対また、
仕掛けてくるだろうな……」
「その前に、来海ちゃん達が無事保護されればいいけど……」
「そう願うしか、ねぇよ。
とにかく俺らはゆりちゃんを守ることに専念すべきだ。
気を抜くなよ、ジェシー。」
「わかってるよこーち、これ以上被害を出すつもりねぇし。」
「だな……。
3人とも、無事で居てくれれば良いけど……」
_???side
とある薄暗い施設、その施設の一室に
来海・凪咲・来夢の3人はベッドの上で眠らされていた……。
「「……。」」
「3人とも、よく眠ったようだな……さて、
始めようとするか(黒笑)_」