第11章 ☆Story29☆ 夢に向かって
【んじゃ、また連絡するね♪】
【……はい、ほどほどにお願いしますね】
【それはどうかなー笑
まあその時によるだろうけどさ!
日本帰ってきたら今d【お誘いはお断りです!怒】ちぇぇ……
んじゃ!今日は約束通り写真送るね!】
【はい、よろしくお願いします。】
こうして2人は電話でのやりとりを終えLINE画面でのやりとりに移る。
タイスケの言う通り、タイスケの撮った写真はとても綺麗でさすがの
ゆりの嬉しそうに写真を眺めていた。
そしてLINEでもやりとりを終えた2人、ゆりは叶輔と会話をしており
タイスケは座っていたソファーに倒れ込むように寝そべっていた。
そして……
【っ……マジで可愛過ぎでしょゆりちゃん……
今度直接会ったら、俺抱きついちゃいそう……】
「はあぁっ!?怒」←
『太輔……汗』
思わず立ち上がる太輔。
そんな夫の様子を呆れながら見上げるのだった。
【うぅ……俺って重症?】
『うん重症ね。ついでにうちの旦那も。』←
「……怒」
(今コイツが目の前にいたらぶん殴りてぇ……)←
そして間も無く憲吾からもゆり宛にLINEのメッセージが届いた。
しかもその内容はタイスケが先程送った写真と酷似しており
違いは流星群があるかないかの違いのみだった。
【ふふ……まさか憲吾まで似たような写真送ってくるなんて笑】
【……これは、波乱の予感するよ。】
『叶輔、波乱の予感がするってなんだろ……
ともあれ憲吾くんともこれから電話するんだからモニタリングよ〜♪』
タイスケが映っていたところには再び憲吾の様子が映る。
憲吾はどうやら自分の部屋にいるようだった。
ゆりはさっきのタイスケとのやりとり中とは違い、
メッセージのやりとりでも何やらソワソワしながら文字を打っていた。
【っうぅ……憲吾にかっこいいって言われるの、なんか照れるよ……】
【なんでよ笑】
【っだって、憲吾の方がカッコいいもん……
なんか、憲吾の声直接聞きたいな……】
【あー惚気ね、はいはい。】
『こうして見るとちゃんとゆりの本命は憲吾くんぽいね〜笑
めちゃ女の顔になっとるやん……←
てか叶輔どっか行っちゃった……恥ずかしくなったかな笑』
「さぁな……苦笑」