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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第11章 ☆Story29☆ 夢に向かって


5人が専門店に入った頃、涼介は圭吾と事件のことについて話していた。


_路地裏

「もしもし葛城さん、お待たせして申し訳ありません。
それでお話というのは……」

『はい。本来であれば犯人を無事捕まることができたという報告が
できればよかったのですが、僕らの力及ばす
まだ確保することができていません……。』

「っそう、なんですか……」


嫌な予感は当たっていた……もしこの近くに犯人がいるかもしれないと
気が気じゃなかった。


『はい……それで捜査を進めているうちに、
犯人の出雲はソウルの裏組織に関わりがあるということがわかりました。』

「っ裏組織……!?」

『はい……それで、この組織にいた人物はある事件を起こしていたんです。』

「事件……?」


ゆりちゃん達に関係のある話なのだろうか……


『実は組織の人間の中に数年前、
韓国の有名女性アイドルを殺害しているんです。』

「っ!?」

『もちろん、主犯格は捕まっています。
まだ服役中ですが……』

「っ……出雲がそんな組織と繋がっている。
服役している人物以外にもそういう人物がいて
おかしくないってことですよね。それって……」

『はい……この裏組織は、
日本や中国の裏組織とも繋がっている噂があって……ソウルの組織は、
日本人がボスと言う噂もあります……これを考えると、Dolceの皆さんも
対象になる可能性があります。それで今日はご連絡させていただきました。
事務所と本部には別の同僚が僕と同様に伝達しているところです。』

「っありがとうございます……」

『事務所から通すってなると、遅れが生じることもあるでしょうし
身の危険を知らせるのであれば
山田さんに伝えるのが一番かと思いまして……』

「っそうですね……。ゆりちゃんをはじめ、
現地にいる他のメンバーの関係者にも伝えますので。」

『そうして下さい。
僕たちも一分一秒でも早く犯人を捕まえられるよう尽力します。
せっかく韓国公演を成功させてゆっくりしていたところにこんな知らせを
伝えてしまい申し訳ありません。』

「いえ、葛城さんは気にしないでください。
1日でも早く、犯人を捕まえて下さい。僕たちも警備を強化しますので
犯人確保を優先に考えて下さい。」

『ありがとうございます。
また進展があればご連絡します。』


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