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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第11章 ☆Story29☆ 夢に向かって


涼介side

俺らはゆりちゃんと一緒にソウルの繁華街を観光中、
久しぶりに解放されたであろうゆりちゃんは楽しそうに街を散策。
出発する前口酸っぱく俺らから離れないように言ったから
ゆりちゃんは突然走り出すこともなく大人しくしている。
ちなみにSP4人は周りに怪しまれないよう私服で行動、
俺ら2人を囲うように歩いている。そんな中、俺のスマホに着信が入ってきた。


「あ、ゆりちゃんちょっと電話きたから待ってくれる?」

「はい!
誰からですか?」

「えっと……あ、葛城さんだ……もしもし、警視庁の葛城さんですか?」

『はい、葛城です。山田さん、今お時間よろしいでしょうか?』


着信主は葛城さん、もしかしたら犯人を無事逮捕できたのかな?
でもその逆の可能性もある……。


「はい、ちょっと待っててください。
今僕たちとゆりちゃん外出中でSPのほうにゆりちゃんを
見ているよう伝えてきますので。」

『お手数をかけてすいません。
ゆりちゃんもすぐそこに?』

「えぇ、ちょうど繁華街を観光中でして……
少し落ち着いたところでお話しした方がいいですよね?」

『そうしてもらえると、助かります。
刑事事件のことですから……』


なんだろ……犯人はまだ捕まっていないような予感がする……。


「わかりました。すぐ終わるのでそのままお待ちください。」

『はい、よろしくお願いします。』


俺は電話は特に保留にもせずSPに召集のサインをする。
それにすぐ反応したSP4人は俺らの四方に来た。


「ゆりちゃん、
ちょっと葛城さんと大事な話があるから俺は少し離れるね?
みんな、ゆりちゃんのことをお願い。終わり次第俺も追いかけるよ。」

「了解です、山田さん。」

「っ涼介さん……話って、もしかして……」

「うん。
でもゆりちゃんは安心して観光楽しんでていいんだからね?
この間はちゃんと楽しめなかったもんね(苦笑)」

「っ……」


さっきまで楽しい気分だったが犯人が捕まっていないかもと思うと
不安な気持ちがゆりにのしかかってきた。

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