第10章 ☆Story28☆ 世界を目指して…
まさかのラストに配信を見ていた日本のみんなは笑いに溢れ
ゆり達の家族は嬉しいのと同時に恥ずかしい気持ちで溢れていた。
北山家side
宏光ら北山家の4人はソファーに座りながら家族団欒で
生中継の映像を見ていた。
「昨日のゆりちゃんといい、みんないきなり成長してんなぁ……
今度会う時、なんか怖えよ笑」
「子供の成長って早いものよね……
結月と凌駕もきっとあっという間に……」
「姉ちゃん達すげぇカッコいい!!
いいなぁ…俺もジャニーズ入ってみたいなぁ……」
「っ駄目に決まってんだろ!?」
「えぇ!?姉ちゃんだけずりぃ!!
結月もそう思うだろ?」
「……結月はみっくん応援できればいいの。」
「ああああああ!!
だから北山の名前出さないでぇぇぇ!!!
みっくんとかなんて言わないでぇぇぇ!!!涙」←
「貴方も北山でしょうが。←
ったくもう……」
安定の北山家、4人が再度映像に向けてると娘であり姉でもある来海が
何やら無邪気に手を振り……
【あ!うちのお父さんとお母さん見てる〜?
私たち本当に世界一のアイドルになっちゃうもんね〜!!】
「「ブッ!!」」←
ちなみに両親はコーヒーを飲みながら見ており
コーヒーを口に運ぼうとした瞬間2人して吹き出した。
【どこのテレビに映る子供よ笑】
「っおい……今来海なんて……汗」
「な、なんかテレビに初めて映る子供みたいに手を振ってたわね……汗」←
「さっきまであんなにリーダーらしく
カッコよく決めてたのになんだよそれ(苦笑)
……まぁでも、まだまだ子供だなアイツも笑」
「「ジトー……」」
3人はジト目でヒロミツを見る。
「っな、なんだよみんなしてその顔は!?」
「いーえ……さすがパパ似だけあるわねって笑」←
「「うんうん。」」
母の言葉に双子は頷いた。
そして辛苦な双子の言葉は父の心に深く撃ち刺さる。
「俺らは父親似に生まれなくてよかったな。」←
「なの。絶対嫌なの。」←
「もう止めてくれよぉ……涙」